鉄道・バス・交通機関

『JR大麻駅(函館本線)50周年』記念!現在の駅から旧駅舎までハイパーマニアックレポート!

JR大麻駅開業50周年

江別市大麻にある『JR函館本線・大麻駅』が、昭和41年12月15日の開業から50周年を迎えました。

駅構内には大麻駅50周年を祝う横断幕や飾り付けが見られました。

大麻駅が50才だって🎂こちらこそ、これからもお世話になります❣#ebestagram #大麻駅 #大麻子

mimie_oasakoさん(@mimie_oasako)が投稿した写真 -

50年というのは鉄道の駅で言えばかなり若い部類の年数かもしれませんね。

というわけで、50周年を迎えた現在の大麻駅を超マニアックにレポートしたいと思います。

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江別市内の鉄道駅開業年・利用客数ランキング

大麻駅をレポートする前に、江別市内にある鉄道駅の開業年と一日の乗降客数をまとめてみましたので御覧ください。

※()内は2016年12月時点の年数
※[]内は2014年度の一日の乗車客数(降車客含まず)、豊幌駅のみ2002年のデータ

  • 大麻駅:1966年(昭和41年)12月15日(50年)[7,389人/日]
  • 野幌駅:1889年(明治22年)11月3日(127年)[6,627人/日]
  • 高砂駅:1986年(昭和61年)11月1日(30年)[2,833人/日]
  • 江別駅:1882年(明治15年)11月13日(134年)[3,964人/日]
  • 豊幌駅:1956年(昭和31年)11月1日(60年)[113人/日]

野幌駅・江別駅以外は昭和に開業しています。比較的新しい駅が多いのは、江別が札幌のベッドタウンとして発展してきた歴史が関係していると思われます。

江別市内の乗降客数ランキングは、大麻駅→野幌駅→江別駅→高砂駅→豊幌駅の順になっています。

過去記事に2011年の乗降客データがありましたので、併せて載せておきます。

江別市内の鉄道駅・2011年の乗車数ランキング

1位:大麻駅(7,640人)
2位:野幌駅(6,601人)
3位:江別駅(3,801人)
4位:高砂駅(2,795人)
5位:豊幌駅(無人駅のため不明)
(※乗車人員数は2011年のデータ)

2014年と比較すると、大麻駅が減少、それ以外の駅は微増していますね~。

というわけで、大麻駅のレポートです。

函館本線・大麻駅、50周年を迎えた2016年12月現在の姿

大麻駅・駅名標

2016年12月に大麻駅が50周年を迎えるということで、大麻駅を見に行ってきました。

個人的には鉄道利用で下車するのは10年ぶり(たぶん)。やはり駅に降り立つ瞬間はワクワクするものがあります。

 

大麻駅・建植型駅名標

駅名を示す「駅名標」は行灯式と建植型の二種類。

近年は「A06」といった「駅ナンバリング」表示も付きました。

 

大麻駅ホーム・跨線橋・エスカレーター専用連絡通路

大麻駅ホーム

大麻駅ホームの風景。

ホームが向かい合った形の「相対式ホーム2面2線」というシンプルな構造になっています。

上の写真には駅外自由通路が写っていますが、その通路と接する形でホーム間の跨線橋(歩道橋)があります。

 

大麻駅ホーム札幌方面

ホーム西側から札幌方面を見たところ。

ホームを過ぎると線路は左へカーブしていきます。

左手に国道12号線、右手に鉄道林が続いています。

 

大麻駅ホーム野幌方面

ホーム東端から野幌方面を見たところ。

 

大麻駅ホーム・エスカレーター専用跨線橋

ホーム東端から札幌方面を見たところ。

手前に架かっている橋はエスカレーター専用の跨線橋です。

ちなみにエレベーターは付いていません。昨今のバリアフリー化としては珍しいタイプかもしれません。

 

大麻駅ホーム・乗降客

ホームをウロウロしている間に向かい側に列車が到着。

土曜日の昼間でしたが、かなり多くの利用客がいました。

 

マニアックな駅構造物いろいろ

大麻駅・縦型駅名標

柱に付いている縦型のホーロー引き駅名標。

北海道外の人から見ると「サッポロビール」の表記に旅情を感じるかもしれません。

 

大麻駅・国鉄フォント

跨線橋の手前に下がっている案内板。

いわゆる「国鉄フォント」で書かれた年代物です。

 

建物財産標を見れば建物の年齢が分かる

大麻駅・電気室

2番線ホームの跨線橋付近に建っている小さな機械室。

近づいてよく見てみると…。

 

大麻駅・電気室・建物財産標

建物財産標」という小さなプレートがあります。これは鉄道構造物に貼られているもので、マニアにはたまらない一品。

これを見ればその建造物がいつに建てられたという「竣工日」が分かります

下段の「42年」は元号表記なので「昭和42年」を表します。

大麻駅は昭和41年12月15日開業ですから、開業の翌年に建てられた構造物だということですね。

そう考えるとなかなかの年代物といえるかもしれません。

 

大麻駅・駅舎・建物財産標

さてこちらは北口駅舎に付いていた建物財産標。

「本屋」というのは「駅舎」のことです。その下にはかすかに「41」という数字が見えます。

つまり昭和41年開業当時からの駅舎ということがこれで分かるわけですね。

 

大麻駅北改札口

大麻駅北改札口

大麻駅北口駅舎内の改札口。自動改札機が並んでいます。

 

大麻駅北口・券売機

自動券売機は二つ。

右にみどりの窓口、左には旅行相談窓口が有ります。

 

大麻駅北口駅舎

大麻駅北口駅舎

大麻駅北口駅舎の出入口部分。

角度の付いた庇が良い感じです。

 

大麻駅北口駅舎左側

駅舎左側、タイル張りの上に立体文字の駅名が付いています。

この辺りの造りは昭和40年代という雰囲気がありますね。

 

北口駅舎とコンビニの変遷

大麻駅北口駅舎全体

大麻駅北口駅舎全体。大きめの平屋建てです。

駅舎右側には以前コンビニがあったのですが、いつの間にか閉店していました。

 

2014年の大麻駅北口駅舎

大麻駅・北口駅舎

こちらは2014年に北口駅舎を撮影した写真。セブンイレブンが営業していました。

当時と現在も南口駅前にセブンイレブンがあり、南北二つのセブンイレブンがあるという状況でした。

 

2010年の大麻駅北口駅舎

大麻駅北口駅舎2010年

こちらは2010年に撮影した大麻駅北口駅舎。

キヨスクのコンビニと札幌弘栄堂書店が営業していました。

大麻駅は過去に様々な店舗が出店・退店を繰り返しています。

詳しくはこちらをご参照下さい→「JR函館本線・大麻駅 北口駅舎のコンビニの変化

 

大麻駅北口駅前の風景

大麻駅北口駅前正面

大麻駅北口駅前正面には広いロータリーがあり、その先にマンション、ショッピングセンター、パチンコ店、カラオケ店などが並んでいます。

その奥には大麻駅が設置される要因となった大麻団地群があります。

大麻団地は日本で最古級の団地らしく、団地マニアには必見かもしれません。

 

南北を結ぶ自由通路

大麻駅・駅外自由通路

北口駅舎と接する形で、駅の南北を行き来できる自由通路が有ります。

階段とスロープの二通りがあり、どちらも屋根と壁で覆われています。

雪国らしい対策といえますね。本州ではまず見ない形です。

 

大麻駅・駅外自由通路上

南北自由通路を渡り、国道12号線の上から通路を振り返ってみたところ。

ちなみにこの橋は1966年(昭和41年)の大麻駅開業時から使われているそうです。

 

大麻駅南口駅舎

大麻駅南口駅舎

大麻駅南口駅舎。この駅舎は2009年に改築されたもので、モダンな外壁が特徴です。

 

大麻駅南口・旧駅舎

大麻駅南口旧駅舎

こちらは大麻駅南口旧駅舎。建物に客車がめり込んでいるというユニークな駅舎でした。

この客車を利用したレストラン「自由人舎 時館」は現在、南口駅前交差点を渡った所に移転し営業しています。

ちなみに大麻駅が開業した当時は北口しか無く、南口ができたのは1987年(昭和62年)のことで、レストラン時館の開業も同時だったとのこと。

 

南口駅前の風景

大麻駅南口駅前・国道12号線・野幌方面

南口駅前の陸橋から国道12号線を野幌方面に眺めた写真。左が南口駅舎です。

駅舎の隣には改築と同時に集合住宅ができました。

駅南側には酪農学園大学・札幌学院大学・北翔大学という3つの大学に囲まれ、学生が多く住む街となっているのが特徴です。

北側は住民の高齢化が課題となっている団地がある、という意味では南北で実に対照的な土地がらですね。

 

大麻駅南口駅前・国道12号線・札幌方面

南口駅前陸橋から国道12号線・札幌方面に眺めた写真。

右側の鉄道林沿いに線路が続き、左に学生が多い文教地区となります。

 

というわけで、大麻駅50周年を迎えた2016年12月の大麻駅の模様でした。

大麻地区を含む江別市は札幌のベッドタウン的な色合いの強い地域として発展してきましたが、この先どのように発展していくのか期待を持って見守りたいと思います。

 

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