江別市西野幌にある田中養蜂場を『えべつまちけんキッズ応援隊』のみんなが見学&取材に行ってきました!えべナビも同行させていただきましたよ。
最初は「蜂が怖い」と怯えていたキッズ達でしたが、養蜂場を営む田中康誉さんのお話を聞くうちにミツバチのことが少しづつ好きになっていったようです。
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もくじ
江別市で唯一の養蜂場「田中養蜂場」
国内で流通するはちみつの90%以上が輸入はちみつである中、貴重な国産はちみつを皆さんにお届けしたい!花の蜜を集めるだけでなく、果物や野菜が実るための受粉を行うミツバチを育て守り続けたい!と話してくれた田中さん。手動の遠心分離機を使ったはちみつの抽出、蜜蝋をつかった蝋燭作りなどの体験もさせていただきました。
田中さんは、冬の間は北海道の寒さには耐えられないミツバチのために、暖かい鹿児島へと移動します。シュウ隊長が移動について詳しくレポートしています。
さて、ガラスケースに入ったハチの巣には約700匹くらいのハチがいます。最初は遠巻きに恐る恐る巣を眺めていたキッズ達でしたが、どんどん距離が縮まり、巣を覗き込み女王蜂がどこにいるのかがわかるくらいになっていましたよ。
りゅうしん隊員が巣の中について詳しくレポートしています。
蜂の巣のハニカム構造についてや女王蜂のことを、でんでん隊員が詳しく書いていますよ!
「はちみつ」って美味しい!!
さて、普段あまりはちみつを食べたことがないというキッズのみんな。遠心分離器で取り出したハチミツを試食させてもらいました。
巣板を遠心分離器に入れくるくる回します。けっこう重くて回すのには力が必要だったとキッズが教えてくれましたが、自分で取った新鮮なはちみつは、特別に美味しく感じたようです! ヒロト隊員が詳細食レポしています。
「輸入品のはちみつは加熱・殺菌が義務付けられているため、どうしても本来の風味、栄養が損なわれています。今、みんなが食べたとれたてのハチミツは新鮮で一番美味しいタイミングだよ」と田中さん。
でも、ミツバチ一匹が一生に集められる蜜の量は5gと言われており、このスプーン一杯の蜂蜜はミツバチ一生分の大変貴重なものです・・・そうとは知らず今までミツバチに感謝もせず当たり前のように食べていたことを後悔しました。ハチさんありがとうと思いながら口にしたハチミツは改めて感動するほど美味しいものでした。
田中養蜂場のはちみつは7種類
田中さんが現在採蜜・生産しているのはアカシア、クローバー、ナタネ、百花(季節の花々)、エンジュ、シナ、そばなど7種類。今シーズンは猛暑の影響で生産できない花の種類もあったのだとか。
花の種類によって、色や香りや味わいが全然違うのを味わってほしいと、試食させてもらいました。「花によってこんなに味が変わるんだ」とキッズ達はびっくり!
見た目の色も香りもそれぞれに特徴があって、アカシアは、優しい香りでクセがなく日本人に好まれています。クローバーは、世界的に最も親しまれている蜂蜜でマイルドな甘さ。百花は、季節ごとの様々な花々から集められたハチミツで時期によって色や味、風味が異なります。そばは濃厚な味わいで好みが分かれるようですが、鉄分、カリウム、ルチンが多く含まれフランスで珍重されている蜂蜜です。蜂蜜は、色が濃いほどミネラルの量が多く含まれているのだそうです。
ところで、ミツバチが集めてきた蜜が何の花の蜜なのかどうしてわかるのか不思議ですよね? その秘密はBrickRadioで教えてくれていますよ!場所と季節で花の蜜の種類を分けているのだそうです。ぜひ聴いてみてください!
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田中さんのはちみつは、どこで買えるの?
田中養蜂場の蜂蜜は、以下の店舗販売しています。
- EBRIにある江別アンテナショップGET'S(試食も可能)
- のっぽろ野菜直売所
- エベツ百貨店
- 野菜の駅ふれあいファームしのつ
- パティスリーモルフォ
- ノースライブコーヒー
- シフォンケーキの店ル・カルム
- カフェくまいちご
- 江別市役所地下売店
- 北欧の風道の駅とうべつ
- オハナマーケット(深川市)
田中養蜂場のウェブサイトでオンライン購入も可能です。
はちみつ専用ボトルは、垂直にして使うとハチミツが垂れずに手がベトベトにならないと教えてくれました。
蜜蝋(ミツロウ)を使ったロウソク
蜜蝋(ミツロウ)とは、ミツバチのおなかにある蝋腺(ろうせん)というロウをだす器官から出るミツバチの巣の材料。ミツバチにとって不必要になったミツロウを利用したロウソク作りを体験させてもらいました。
蜜蝋は古代ローマ時代から、ろうそくの原料として使用されていて、ミツバチは人類にたくさんの恩恵を与えてくれていることがわかりました。
蜜蝋(ミツロウ)の成分には保湿性があるので、ロウソク以外にもリップクリームやハンドクリーム、化粧品の材料にも使われています。
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さらに最近では、エコでサスティナブルなラップとして、布にミツロウを染み込ませて作るミツロウエコラップが注目されており、江別にて田中養蜂場のミツロウを使ったエコラップ作りの活動の輪も広がりつつあります。
田中養蜂場の公式サイト・アクセス・営業時間
北海道・江別市にある田中養蜂場(@tanaka_apiary)Instagramで情報発信しています。
公式サイト:田中養蜂場|北海道産の美味しいはちみつをお届けします
北海道江別市西野幌198-3
営業時間 9:00~18:00
定休日 無休
「田中養蜂場の見学を通して、ミツバチが苦手だったのが可愛いくみえました」という感想をもったキッズたち。養蜂家の仕事の大変さや素晴らしさ、ミツバチの賢さ、ハチミツの美味しさなどたくさんのことがわかりましたが、「今日の話を聞いて、ミツバチのことをちょっとでも好きになってくれたら嬉しい」と田中さんのミツバチへの大きな愛を感じた取材となりました。
えべつまちけんキッズ応援隊 とは
「えべつまちけんキッズ応援隊」は、江別まち検定の受験経験キッズで結成された、江別とまち検定の応援隊。実際にまち歩きをし、キッズならではの視点で取材したレポートを江別まち検定のFacebookで情報発信しています。
- 第3期えべつ観光特使:えべつまちけんキッズ応援隊
- 江別市議会だより№147
- えべつまちけんキッズ応援隊が出題「江別クイズ」が楽しめる子どもの日スペシャルBrickRadio vol.55 [江別まち検定]
江別まち検定2023年度募集中!
令和5年度の江別まち検定の受験申込を受付中です。興味ある方はぜひお申込みをよろしくお願いします。
「江別まち検定」の開催日は、2023年(令和5年)11月26日(日)
お申し込みの締め切りは、2023年11月17日(金)です。
※江別まち検定2023年度の詳細については以下の記事をご参照下さい。
江別まち検定 公式サイト
※『江別まち検定』開催情報については以下の記事をご参照ください。「江別まち検定」2024年(令和6年度)募集開始!開催日時・出題範囲情報