2017年8月29日、午前5時58分、北朝鮮による弾道ミサイルが発射され、北海道上空を通過。
防衛省の発表によると、ミサイルは14分間、約2700キロメートルを飛行、最高高度や約550キロメートル、6時12分に襟裳岬の東約1180キロの太平洋上に落下したとの発表がありました。
高度が550キロとかなり高いためか、自衛隊による迎撃措置は実施されなかったようです。
ミサイル発射直後、スマホや携帯電話にJアラート緊急速報メール着信音の警報が鳴り注意喚起がなされました。
NHK北海道の複数のライブカメラがミサイルの音や光を捉えミサイルが飛んで行く様子が見えたという話もありますし、道内でも音が聞こえたというツイートが相次いでいます。
ちょうど朝の時間帯だったことも有り、北海道内および本州のJR電車・新幹線等は一時運転見合わせ・運休・一部運休などとなり、大きな混乱がありました。
今回のミサイル落下からあらためてどう行動すればよいかを考えてみたいと思います。
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もくじ
北海道上空を北朝鮮のミサイルが通過した瞬間
2017年8月29日午前6時頃、Jアラートの警報が鳴り響く中、テレビでも警報やテロップが流れました。
— TVhテレビ北海道 ニュース (@TVhNews1713) 2017年8月28日
— TVhテレビ北海道 ニュース (@TVhNews1713) 2017年8月28日
官邸によるとミサイルは5時58分に発射。その後、3つに分離し、6時12分頃、襟裳岬東1,180キロの太平洋上に落下と推測。
— TVhテレビ北海道 ニュース (@TVhNews1713) 2017年8月28日
ニュースによると、発射された弾道ミサイルは3つに分離して落下したとのこと。
私達が住む江別市・札幌市でもどう避難すればいいか混乱していました。
Jアラートでは「頑丈な建物か、地下に避難」とあります。
ちなみ札幌市では地下鉄が走っているので地下に避難ができますが、江別市には地下鉄も地下施設もありません。
江別市役所には地下通路がありますが、今回のような場合だと時間外ですね…。
ミサイルが北海道に到達する時間・Jアラート警報の時間・落下時間
今回の北朝鮮による弾道ミサイルが北海道に到達するまでの経路に要した時間、Jアラート警報・緊急速報メールが来た時間、落下時間はどのような間隔だったのでしょうか。
最初の「発射情報」が発表されたのは6時2分。発射時刻は5時57分と見られていることから、発射後5分ほどで情報を発表したことにはなる。ただし、多くの国民にその情報が行き渡るかどうかというと、話は別だ。スマホで“速報”が実際に受信できたのは1~2分遅れだった。
北海道上空を通過したと見られるのが6時6分。発表からわずか4分。いや、実際に国民が情報を入手してからは、最大でも2~3分しかないかもしれない。「どこに避難すれば? まず情報収集だな。テレビをつけて…」などとやっている間に、ミサイルはとっくに頭の上を通過していたのである。北朝鮮が日本国土を狙っていれば、Jアラートに気付いてテレビをつけたと思ったら、もう火の海になっていてもおかしくない。
引用元:使える時間は4分のみ 現実に見えた「Jアラートの実力」/NEWSポストセブン・ライブドアニュース
※太字は当ブログ筆者による
上記のニュース、他社の報道等をまとめると、時系列は以下のようになります。
- ミサイル発射時刻:5時57分ごろ
- Jアラート警報:6時2分
- 北海道上空通過:6時7分ごろ
- 太平洋上に落下:6時12分ごろ
緊急速報メールを受信してからたった4~5分程度では我々国民は対処方法がかなり限られてきますね…。
大きな窓からは離れて、柱の多い、室内のなるべく奥へ。倒れやすいものからも離れて下さい。 https://t.co/N7CamMFwMR
— TVhテレビ北海道 ニュース (@TVhNews1713) 2017年8月28日
弾道ミサイル落下時の行動
弾道ミサイル落下時の避難行動については内閣府国民保護ポータルサイト、江別市公式サイトなどに情報があります。
※クリックで拡大表示
内閣府国民保護ポータルサイト情報
以下は内閣府国民保護ポータルサイトが発表している各情報です。
- [ 北朝鮮から発射された弾道ミサイルが日本に飛来する可能性がある場合における全国瞬時警報システム(Jアラート)による情報伝達について ]
- [ Jアラートによる弾道ミサイル情報の伝達に関するQ&A ]
- [ 弾道ミサイル落下時の行動について(その1) ](PDF)
- [ 弾道ミサイル落下時の行動について(その2) ](PDF)
- [ 弾道ミサイル落下時の行動に関するQ&A ](PDF)
Jアラート緊急速報メールが流れたら
メッセージが流れた時の行動・対処法は以下の通り。
屋外にいる場合
近くのできるだけ頑丈な建物や地下に避難する。
近くに適当な建物がない場合は、物陰に身を隠すか地面に伏せ頭部を守る。
屋内にいる場合
できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動する。
とにかく安全を確保できるような事前の準備、防災グッズなどの用意も必要ですね。
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