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江別市『右代啓祐選手による陸上教室』開催リポート!トップアスリートに学ぶ「走る・跳ぶ・投げる」の基本とは?[北海道立野幌総合運動公園陸上競技場]

トップアスリート右代啓祐選手に学ぶ陸上教室

2022年10月1日(土)北海道立野幌運動公園陸上競技場にて行われた『右代啓祐選手による陸上教室』の様子をリポートします。

江別市出身の右代啓祐選手はオリンピックにも出場した十種競技日本記録保持者(2022年現在)!

そんなトップアスリートから直接、運動の基本の動作となる「走る!」「跳ぶ!」「投げる!」の動きについて教えて頂ける貴重な機会というわけで、右代選手が教えてくれたことをしっかり聞いてきましたよ。

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十種競技日本記録保持者に学ぶ陸上教室

右代啓祐選手

江別市におけるスポーツの普及振興のための各種事業や、市の設置するスポーツ施設の管理運営を行う江別スポーツ振興財団が、設立30周年を迎えたことを記念して開催された『右代啓祐選手による陸上教室』。

財団が右代選手にぜひお願いしたいと熱い思いを伝えると、右代選手も「江別のために」と快諾し実現しました。

過密スケジュールの中、なんとか日程調節ができ、この日も空港から直行で運動公園に来たという右代選手。

小学生を対象とし定員40名の参加者を募集したところ、あっという間に参加枠が埋まってしまったそうです。

みなさんの思いが通じたような快晴の青空の下、陸上教室が行われました。

 

「走る、跳ぶ、投げる、なんでもできるってかっこいいなと思って、陸上十種競技をやっています。なんでもやってみると、自分の得意、不得意を見つけるきっかけになりますよ」という右代選手のお話と400メートルトラックを一周するウォーミングアップと体操から、教室は始まりました。

 

江別をデザインしたユニフォームを披露する右代選手

右代啓祐選手 ヤマザキケイタロウデザインユニフォーム

ウォーミングアップを終えて、真っ赤なユニフォーム姿を披露してくれた右代選手。

このユニフォームは、江別在住のデザイナーが江別市の木「ナナカマド」と金メダルのイメージを合わせて制作したEBETSU NANAKAMADO RED& GOLDのユニフォームです。

青空と芝生のグリーンに赤色が映えて、右代選手にとても良く似合っています。カッコイイ!!

 

右代啓祐選手のユニフォーム誕生秘話等については以下のサイトに掲載。

 

走るときに大切なこと

右代啓祐選手走り方教室

まずは走り方のレクチャーから。走るときの大切なポイント3つは

①姿勢をまっすぐにする
②腕振りは大きく、ポケットの位置を意識する
③モモはおへその位置まで高く上げる

ポイントを意識させながら実際に体を使い走らせてみて、姿勢良く走ると地面からも力をもらえるような感触を子ども達に体験させていきます。

「上級生が先に走って、下級生のお手本になるようにね」と1年生から6年生までの子ども達を楽しませながら自然に誘導していくので、右代選手は子ども達にわかりやすく伝えるのも、心を掴んで集中させるのもとても上手でした。

 

遠くにものを投げるには

右代啓祐選手 投げる

右代選手が一番好きだという投げる種目。「スポーツは応援をするのも楽しいところ」と、ゆっくりのリズムの手拍子からだんだん早く手をたたき、選手にエールを送る陸上競技の応援の仕方も教えてくれました。

右代選手が投げるお手本を見せてくれた時には、投げたボールがどこまでも遠くに飛んでいくので、子ども達からも歓声があがりました。

投げる時のポイントは、

①空に向かって体を傾ける
②頭の後ろでボールを離す
③投げた時に大きな声を出す

 

思いきり飛んでみよう

右代啓祐選手 走り幅跳び

最後は、走り幅跳びの大ジャンプを披露し「砂だから、着地しても痛くないし、こわくないよ」と子ども達に立ち幅跳びの仕方を教えてくれました。

①目線は前を向く
②力強く上に飛び、膝と胸を近づけてなるべく空中にいるようにする
③姿勢を意識して100m走と同じ走り方でスピードが落ちないように走る

少しづつ身体の動きを難しくして、自然にできるように指導していくので、「さっきより早く走れた」「遠くまで投げれた」「さっきより飛べた」と実感できるのか、子どもたちも楽しそう!

見学していた保護者の方からも「参加でき良かった」「いい日になった」と喜びの声が聞こえてきていましたよ。

 

右代選手のミニトークショー「弱点こそ最大の伸びしろ」

右代啓祐選手陸上教室の様子

中学校の部活から陸上競技を始めたという右代選手。「中学時代に毎週のようにこのグラウンドで練習していました」と懐かしそうに子ども時代の話や、陸上を始めたきっかけなどをお話ししてくれました。「そのグラウンドでこうして子ども達に陸上を教えることができて嬉しい」と今後もまた江別がスポーツのまちとして盛り上がるような取り組みに協力していきたいと言ってくれていましたよ。

 

右代啓祐選手トークショー

36歳になってもまだ陸上が好きで、もっと速く走りたい、もっと高く跳びたいと思って続けている。陸上の試合は一瞬で終わってしまう。100m走なら、たったの10秒。そのために、1日5時間の練習をして、ご飯を食べることも身体を作る大事なことだし、寝ることも大切。自己管理をしながら日常生活を送ることが大変だけど、できないことをできるようにする時間が楽しいと語ります。

「弱点こそ最大の伸びしろ」自分のできないことに向き合いながら、悔しい、悲しい気持ちをそのままにせず、どうやったらできるようになるか?考えたり、周りの大人に聞いたりして、その場で挽回する。その連続が夢を叶える一歩になるという右代さんの力強いメッセージが子ども達の心にも響いたようでした。

多くの子ども達や大人にも届けたい右代さんのメッセージ、今後もまたこうした機会があるといいですよね。

 

参考リンク

右代啓祐選手のことがよく分かる以下のサイトもご参照下さい。

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えべナビ編集部:副編集長

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