北海道小樽市築港にある大型ショッピングセンター「ウイングベイ小樽」。
小樽築港駅に直結したウイングベイ小樽は、旧マイカル小樽が破綻してできた大型店ですが、2017年2月10日付で小樽市が土地を差し押さえとのニュースがありました。
スポンサーリンク
ウイングベイ小樽、小樽市が差押え
2017年3月1日付の経済ニュースサイト・リアルエコノミーによると、大型ショッピングセンター「ウイングベイ小樽」の土地が、小樽市から2月10日付で差押えされたと報道しています。
記事によると、差し押さえの理由は固定資産税の滞納によるものとされています。
ウイングベイ小樽は2003年9月にも固定資産税を滞納・差し押さえされたことがあり、10数年ぶりに再び差押えられてしまった形になります。
ウイングベイ小樽の歴史
ウイングベイ小樽がある場所はもともと築港ヤード跡地でした。そこを再開発する形で1999年3月に「マイカル小樽」としてオープン。
ビブレをキーテナントに、サティ(マイカル北海道運営)、フライツァイト(温泉浴場付きスポーツクラブ)、ワーナー・マイカル・シネマズ(映画館)、専門店街、テーマパーク、別棟の大型シティホテル「ヒルトン小樽」といった巨大複合施設として賑わいました。
しかし、店舗の売上低迷などもあり、親会社のマイカルが2001年9月27日に民事再生法を申請し倒産。
これに伴い、2002年1月からサティがポスフールへ変わり、2002年8月31日をもってビブレが閉店。売場のおよそ3分1が閉鎖となってしまいました。
そして2003年3月1日、施設名を「ウイングベイ小樽」に改称し、ビブレ跡地は専門店街「SE-B」となって再オープン。
しかし2003年9月に固定資産税の滞納により小樽市がウイングベイ小樽を差押え。2007年9月に小樽市は特定調停によって差押えを解除。
その後は事実上の破綻状態で経営が続けられ、フロアに空きテナントが続出するなど厳しい経営が続いていました。
今回の差し押さえによってウイングベイ小樽がどうなってしまうのか、注目が集まります。
ウイングベイ小樽の場所アクセス地図
住所:北海道小樽市築港11−11