北海道江別市緑町東3丁目にある「水天宮」神社に行ってきました。
謎の多い小さな神社の訪問リポートです。
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江別「水天宮」石狩大橋の手前にある小さな神社[江別市緑町東3丁目]
水天宮神社があるのは石狩大橋手前の交差点裏側。
勾配のある道路に隠れているため、車で通過しても視界に入らないかもしれません。
交差点から見た水天宮。緑に覆われていることもあり、正面に立っても分かりづらいですね。
ガードレールには「石狩大橋水天宮祭祀98年」とあります。
水天宮ができてから98年ということでしょうか。
現在(2020年)から98を引くと1922年(大正11年)になります。
そこそこ歴史のある神社ですね。
交差点上からみた神社の鳥居。拡大してようやく姿が分かるような状況です。
水天宮
水天宮神社境内全体。神社の敷地としてはかなり狭いです。
正面から見た水天宮。
階段を下って拝殿へ向かうという珍しいタイプ。
石畳の通路も狭めです。
鳥居には立派な扁額が付いていました。
鳥居の竣工は「昭和四拾四年七月吉日」とあります。かなり新しいもののようです。
道路が近いですが、神社境内は意外に静かです。
手水舎
石造りの手水舎。土台部分だけ新しく作り変えてあります。
灯籠
右手に立つ石灯籠。
左手の石灯籠。
狛犬
左手の狛犬。
右手の狛犬。
狛犬は普通右側が口が開き、左側が閉じているものなのですが、なぜかここの狛犬は阿吽の位置が逆になっていました。何か意味があるのでしょうか?
右側の狛犬裏側。
「新築記念 昭和五年七月五日建立 部落一同」とあります。
神社の創建が大正時代だとすると、狛犬は神社ができて暫くしてから建てられたことになりますね。
拝殿
拝殿。建物は建て替えられたものなのか、古い感じはありませんでした。
賽銭箱が無いですね。
本坪鈴。なぜか紐が柱に引っ掛けてあり、ガラガラと音を鳴らせない状態でした。
拝殿前から神社境内全体を見る。
左側に見える建物は自治会館で、授与所等は無く、おそらく御朱印も無いと思われます。
この神社付近はもとはモショッケシュマナイ川という小川が流れていた場所で、神社の土地が低いのは川を埋め立てた場所だからだと思われます。
ちなみに初代の石狩大橋が架けられたのは大正9年(1920年)とのこと(現在の橋は3代目)。
水天宮は水難者の供養のために建てられたそうです。
石狩大橋が架けられた直後に神社が建ったのは、なにか関係があるのでしょうか。
立て看板等の情報もまったくないため、御祭神も不明です。
いろいろ謎の多い神社ですね。
※さらに水天宮裏にある謎の公園『モショッケ公園』訪問記へ続きます!
水天宮神社の場所アクセス地図
住所:北海道江別市緑町東3丁目83