2020年10月18日付の当ブログ記事にて、江別市緑町東にある神社「水天宮」について書きました。
実はこの神社の裏手にはとてもユニークな長大公園「モショッケ公園」があります。
今回はそのモショッケ公園の訪問リポートです。
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もくじ
江別の謎の公園「モショッケ公園」を端から端まで歩いてみた[江別市緑町東3丁目]
江別市緑町にある神社「水天宮」と、その隣りにある自治会館の間の奥に、隠されたように存在する「モショッケ公園」の入り口があります。
水天宮神社拝殿横にあるモショッケ公園出入口。公園を示す看板等は立っていません。
モショッケ公園内(水天宮側)
公園に入るとちょっとした広さの草原があります。
公園内に少し進んで出入口を振り返ったところ。水天宮の建物裏側が見えます。
公園遊具エリア
更に進むと遊具が立ち並ぶ小さな公園がありました。
鉄棒、ブランコ、そして懐かしい回転式ジャングルジム。
昨今回転遊具は動かないように固定されてしまう例が多いのですが、なんとここの回転遊具は動きます!
ちなみに後ろに見える建物は江別製粉の工場です。
この回転遊具の正式名称は『グローブジャングル』と言うのだそうです。初めて聞きました。
回転遊具の向かいには砂場、滑り台、一人用のブランコ。
一人用のブランコは椅子型。かなり年季が入っています。個人的にはこの形は初めて見ました。
パークゴルフ場と草原の道
公園エリアを過ぎるとさらに細長い道が続いています。
また番号が付いたポールが立っていました。どうやらパークゴルフ場となっているようです。
さらに進むと道は左に90度曲がっています。
江別製粉の横を細長い公園は続いていきます。
第2の公園遊具
歩みをすすめるとまた遊具が現れました。
滑り台一体型のジャングルジム。経年劣化で使用不可となっていました。
滑り台の先には鉄棒と、公園出入口があります。
公園名看板と正面入口
「モショッケ公園」公園看板。ここで初めて公園名が判明することになります。
どうやらここがこの公園の正面入口のようです。
モショッケ公園の正面入口を引いて見たところ。
住宅に挟まれた細い道の中にあり、場所を予め知っていなければ見つけられなそうな雰囲気です。
公園はまだ続く
ちなみに公園はさらに奥へと道が続いています。
ここでまた90度に道が折れ曲がります。
公園の敷地がこれほどグネグネ曲がっているのも珍しい。
そして右側が川の堤防のようになっています。
敷地はまた真っ直ぐになりました。
右側に見えるのは「フラワーテクニカ江別」のビニールハウス。苗の販売等が行われています。
左側は住宅地となっています。
公園の端々にはベンチが置かれています。散歩コースとして最適な場所かもしれません。
公園出入口・南側
最後の曲がり角を左へ進むと、ようやく公園の出口が見えてきました。
公園を出て正面には『四季の道・冬ゾーン』が、右手には『北海道電力総合研究所』が見えます。
こんなところに出てくるんですね~。
モショッケ公園南側出入口を見たところ。公園を示す看板等はありません。
南側出入口を正面から見たところ。
看板がないと、とてもここが公園だとは思えませんね。
公園名はありませんでしたが、住所を示すプレート『街区表示板』がありました。
モショッケ公園の敷地の謎
現地写真だけだとモショッケ公園の敷地の得意性が分かりにくかったかもしれませんが、航空写真で上から見ると、いかに敷地がグネグネと曲がっているかがよく分かります。
なぜこんな曲がりくねった公園になっているかというと、もとは『モショッケシュマナイ川』を埋め立ててできた場所だから、というのが理由です。
モショッケシュマナイ川 古地図
※クリックで地図拡大表示可
「今昔マップ on the web」で確認した江別市緑町東の古地図と現在の地図との対比。
古地図の年代は1916年(大正5年)のもので、水天宮建立(大正11年)直前の地図です。
石狩川へ注ぐ『モショッケシュマナイ川』の昔の形が分かります。
古地図ではモショッケシュマナイ川は現在のモショッケ公園から『四季のみち』に沿って進み、現在の江別蔦屋書店辺りで切れていました。
かつての川の歴史を今に残す貴重なモショッケ公園。ぜひ端から端まで歩いてみてください。