毎年、野幌駅近くにある「天徳寺(江別市野幌町49−1)」で開催される「聖徳太子祭り」の開催日が近づき、お寺の周りにたくさんのノボリが立っていました。
太文字でかなり目立ちますね。
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もくじ
聖徳太子祭りが開催される「浄土宗 天徳寺」
野幌駅北口からまっすぐ進むと着く「浄土宗 天徳寺」。
このお寺の前は「天徳寺通り」という名前が付いていて、最近道路整備がされたため歩道が広くきれいになりました。
聖徳太子堂とは?由来とお祭りについて
天徳寺通り沿いに立ててある案内板。
「聖徳太子堂の由来とまつり」とあり、なぜ野幌に聖徳太子堂があるのか?聖徳太子祭りとは何?ということが分かります。
序文に聖徳太子(厩戸皇子)についての説明がありますが、そこは省いて野幌に聖徳太子堂ができた由来を引用します。
聖徳太子堂の由来とまつり
良質の粘土を産出する野幌は、明治の中期より“のぼり窯”を創始とする大小多数の煉瓦工場が進出、操業を始めた。それに伴ってあまたの職工や労働者が集まり、加えて商業が発達し、ここに全国有数の「煉瓦の町野幌」が築かれた。
時に、野幌煉瓦土管製造工場の創業者館脇平蔵氏は、事業の繁栄と働く人々の安穏を願い、工場敷地内に職人の神様、商いの神様として庶民に崇拝されている聖徳太子を祭る「太子堂」を建立。その後大正十五年に天徳寺に土地と堂宇を寄進、毎年八月十五日、十六日は働く人々の休息日として、煉瓦工場はもとより町の商店街、工業土建業者らが一緒になって盛んに聖徳太子祭を行うようになったのである。
寺の境内では屋台が軒を並べ、芝居や映画が催され、呼びものの素人相撲においては近隣在郷から大勢の力士や観客が参加し、昼夜にわたって境内を大いに賑わしたと言う。
今なお「太子堂」は一世紀にわたって野幌の変遷を見つめて、天徳寺の境内に鎮座おわしている。
栄枯盛衰は時の流れであるが「和を以って貴し」は不変である。
ここにおいて、地域住民が将来にわたって和して集い、和して楽しむ町づくりのシンボルとしてのわが町の歴史的財産「太子堂」を御前にして和やかに太子祭を行うものである。
天徳寺内・太子堂
お寺の入口から左側(北側)に、聖徳太子堂への参道があります。
途中にはお地蔵さんや石灯籠などが並び、歴史の古さを感じます。
アジサイもとてもキレイ。
立派な反り屋根が目を引く聖徳太子堂のお堂。
建物下部が煉瓦造りになっているあたりが野幌らしい。
金色の文字が輝く「聖徳太子」と書かれた板看板。
聖徳太子祭り・子供縁日
こちらは江別市役所に貼られていた聖徳太子祭りの案内ポスター。
内容を以下にまとめます。
開催日時
2015年(平成27年)8月16日(日曜日)
昼12時~3時まで。
イベント内容
子供縁日、ミニパークゴルフ、レンガふれあい広場、クイズゲームなどのイベント有り。
焼きとうもろこし・かき氷などの屋台も出ます。
えべチュンも遊びに来る!