北海道電力(ほくでん)は6月29日(水)の電力供給の「予備率」が5%を下回る可能性があるとして、「電力需給ひっ迫準備情報」を北海道で始めて発表し、節電の準備をするよう求めています。
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もくじ
北海道で初「電力需給ひっ迫準備情報」発表 節電の準備を求める(2022年6月27日)
【6月29日における「需給ひっ迫準備情報」のお知らせについて】
6月29日の北海道エリアの予備率は、北海道を含む広域的なエリア(北海道、東北、東京エリア)の供給力で評価した場合、東京エリアの高気温影響による冷房需要等の需要の増加が予想されていることから、厳しい見通しとなっています。 pic.twitter.com/0uJbFc0vxb— 北海道電力ネットワーク株式会社 (@HEPCO_NETWORK) June 27, 2022
2022年6月27日付「ほくでんネットワーク」の発表によると、6月29日(水)の北海道エリアの予備率(電力供給の余力を示す率)が5%を下回る予想となり、「電力需給ひっ迫準備情報」のお知らせが掲載されました。
電力需給ひっ迫の理由として、東京エリアの高気温により本州方面へ電力を融通する影響によるものとしています。
参考:6月29日における「需給ひっ迫準備情報」のお知らせについて/ほくでんネットワーク
6月29日の電力需給バランス予想(5%を下回る時間帯)※6月27日18時時点想定
16:00~16:30 | 16:30~17:00 | |
エリア予備率(%) | 4.2% | 4.1% |
※情報は変更になる場合があります。最新情報については公式サイトをご確認ください。
電力需給ひっ迫準備情報とは?
電力需給ひっ迫準備情報は、前々日時点において、蓋然性のある供給対策を踏まえても、エリア予備率が5%を下回る見通しとなった場合に、前々日18時を目途に一般送配電事業者から発信するものです。
需給ひっ迫に関する情報発信時期・方法の見直し
- 従来、前日18時頃を目処に発令予定としていた需給ひっ迫警報について、前日16時頃を目処に発令する(広域予備率が3%を下回ると見込まれる場合)。
- また、警報発令の基準である広域予備率3%を上回る場合においても、需給ひっ迫の可能性を事前に幅広く周知する観点から、広域予備率が5%を下回る場合には、需給ひっ迫注意報を発令することとする。
- 更に、電力需給ひっ迫の可能性を伝えるため、前々日の段階で注意喚起を促すこととし、注意報の基準を参考に、エリア予備率5%を下回ると見込まれる場合に一般的な情報提供を行う(具体的な節電行動を求めない)。
- なお、警報や注意報の発令は、HP等を通じて行いつつ、SNSやプレス会見等により周知を図ることとする。
出典:https://www.occto.or.jp/oshirase/shiji/20220627_jukyushiji_8.html