JR函館本線・高砂駅の南東側、駐輪場の端の方に、立派な石積みの土台に乗ったお地蔵さんが立っていました。
なんとなく不自然な所に立っているので気になって見てみました。
上の写真は道路側から見たもので、お地蔵さんは線路の方向を向いているのでこちらからだと姿が見えません。
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JR高砂駅南口に立つお地蔵さん
高砂駅横に立つお地蔵さんを線路側から見た写真。こちらが正面側になります。
台座には「鉄道轢死者」と書かれていました。
裏側には「野幌兵村 野幌市街 有志一同 遺族一同 昭和三年九月二十三日建立 天徳寺 達誉代」とあります。
鉄道事故者の慰霊のために建てられたお地蔵さんのようです。
それにしても昭和3年に建てられたというのはかなり古いですね。
高砂駅では人身事故が昔から多い?
昭和3年にこのお地蔵さんが建てられたということは、その頃に建てなければならなかった理由があったのでしょう。
調べてみると昔から高砂駅では人身事故が多く発生していたようです。
現在は跨線橋がかかっていますが、駅舎改築以前はホーム間を踏切で渡るタイプ(構内踏切)でした。
さらに駅西側では2011年10月まで踏切がありました。
特急・快速列車通過駅ということもありますし、人身事故が起きる確率は高かったのかもしれません。
踏切撤去・自由通路と地下通路が設置された後も、人身事故は数件発生している
高砂駅の構内踏切と、駅横にあった6丁目通り踏切も撤去されています。
ところがその後も高砂駅構内で人身事故が数件発生しています。
なんとも謎の多い駅です。