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【郷土資料館 文化財整理室】を「えべつまちけんキッズ応援隊」と共に見学しました[江別市角山小学校跡地]

えべつまちけんキッズ応援隊

えべつまちけんキッズ応援隊のみなさんと一緒に郷土資料館文化財整理室を特別に見学させてもらいました。熱心に取材するまちけんキッズ達の様子や、整理室の様子をレポートします。

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えべつまちけんキッズ応援隊 とは?

江別まち検キッズ 文化財整理室

「えべつまちけんキッズ応援隊」とは、江別まち検定の受験経験キッズで結成された、江別とまち検定の応援隊。実際にまち歩きをしながら、江別まち検定を通して学んだ知識もいかして、キッズならではの視点で情報発信しています。

江別まち検定の最年少合格者である、シュウ隊長と副隊長のkotoさんの2人で活動を始めましたが、2022年12月から新たにりゅうしん隊員ヒロト隊員でんでん隊員の3名を迎え入れました。

活動の様子は、江別まち検定のFacebookでご覧いただけます。

 

江別市郷土資料館文化財整理室[江別市角山小学校跡地]

江別市郷土資料館文化財整理室 旧角山小学校跡地

国道275号線から100mほど東に入った所にある郷土資料館文化財整理室は、平成30年3月31日に閉校になった角山小学校の建物を利用しています。文化財整理室には、大麻北町にあった円形建物の旧整理室や林木育種場旧庁舎に保管されていた土器や石器などの考古学資料や民具などが収蔵されています。

 

えべつまちけんキッズ応援隊 文化財整理室取材の様子

生徒玄関だった場所から建物内に入ると、さっそく木製の唐箕(とうみ)が置かれてあり、キッズたちは興味津々。「これは昔の農具で、ハンドルを回して風を起こし、ごみを飛ばして稲穂の選別ができます」と説明してくれる佐藤さん。

 

文化財整理室

次に図書室だった場所を撮影室にした部屋を見せてくれ、資料作成のために写真を撮ることを教えてくれました。佐藤さんの説明をメモを取りながら一生懸命に聞くキッズたち。自前のカメラで撮影しているキッズもいます。

 

文化財整理室(旧職員室)

さて「この部屋はもとは何だったと思いますか?」の佐藤さんからの突然のクイズに少し考えて「職員室!」とちゃんと正解するキッズたち。ここではパソコンの中の資料を見せてもらいながら説明を聞きます。

ちなみに、暖房設備があって暖かいのはこの部屋だけで、保管のために使っている教室や廊下はとても寒かったです。

 

廊下や教室には、土器や石器が全て資料としてナンバリングされ管理されています。江別市内には数多くの遺跡があるので、発掘された場所ごとに整理されまとめられていました。

土器は壊れた状態で見つかることがほとんどですが、復元して形が再現できたものは江別市緑町にある郷土資料館に展示されています。

郷土資料館にある土器は約400点。見た時にはその数の多さに驚きましたが、こちらにも復元できた土器が保存されており、郷土資料館の倍以上の個数があるそうです。すごくないですか??さらに、破片の土器や石器などの数はなんと200万点もあるのだそうです。

 

文化財整理室 縄文土器保管庫

土器や石器などの状態を保ちを長く保管しておくためには部屋の温度を一定に保つことが大切で、光を通さない遮光カーテンを使っている、という説明をしっかり聞いているキッズたち。

近年「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界遺産に登録され、巷では縄文文化が注目をされ縄文ブームが起こっていますが、我が街・江別市は「日本最北端の土偶」が出土した場所です。主に続縄文時代に作られたという土器には「江別式土器」と名付けられているほど!これはお宝の山ではないですか!!と、キッズたちの横で我々えべナビ編集部は目がギラギラしていました。

 

そして、お宝はこれだけではありませんでした!

 

体育館に収蔵されている無数のお宝

文化財整理室 体育館収蔵品

体育館に収蔵されているのは、江別の歴史や人々の暮らしがわかる昔の道具など。開拓時代のものや、明治〜昭和時代のもの、レトロなポスターや南極の石など、市民から寄贈された道具や衣服などが生活資料として約2万点ほど保管されています。

 

文化財整理室 収蔵品

文化財整理室 収蔵品

文化財整理室 収蔵品

これにはキッズたちに同行していた保護者のみなさんからも「懐かしい!」「自分が子どもの頃に祖母の家にあった」と思わず声が上がり、大人たちが興奮する中、キッズたちが「見たことない、これ何?」とキョトンとしている様子がかわいらしかったです。

20年くらい前なんて、ついこの間のように思っていたのですが、その当時のPHSやポケベルも今はほとんど使われていない道具なので、もう資料になるのだというお話は衝撃的でした。

郷土資料館にも紙業や窯業の歴史や当時の暮らしがわかる生活用品の展示がありますが、ここにはそれ以上の品物がありました。所定の手続きを行うと貸出してもらうこともできるそうです。

 

江別市郷土資料館文化財整理室は一般公開はされていませんが、古代からの江別の歴史を語る貴重な資料を大切に保管する重要な場所だということがわかりました。

 

以上、江別市角山小学校跡地・郷土資料館文化財整理室を取材する「えべつまちけんキッズ応援隊」の皆さんの様子リポートでした!

「江別まち検定公式Facebook」では、えべつまちけんキッズ応援隊によるリポートや最新情報が随時更新されていますので、ぜひチェックしてみてください!

 

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