JR江別駅の目の前(江別市4条7丁目1-1)に、噴水のある小さな公園があります。
巨大なプラタナスが目印の「江別駅前公園」でレンガ造りの噴水をじっくり観察してきました。
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もくじ
江別駅前公園噴水マニアックレポート2020[江別市4条7丁目1]
JR江別駅前の交差点にある「江別駅前公園」。巨大な樹木プラタナスが目を引きます。
「江別駅前公園」と書かれた看板。江別市内の公園についている看板はこの形で統一されています。
樹齢100年超えの江別市保存樹木・プラタナス
プラタナスの前に立っている説明看板。江別市の保存樹木を示す看板なのですが、色あせてほとんど見えない状態です。
- 指定No.19
- プラタナス(モミジバスズカケノキ)
- 平成13年2月5日登録
- 樹高13m
- 直径72cm
- 樹齢85年
江別市街地の移り変わりを見てきた貴重な気である。
登録年から既に20年近くが経ち、データも変わっているだろうと思ったら、江別市公式サイトではデータが更新されていました。
- 選定区分 広葉高木
- 樹高 20m
- 直径 102cm
- 樹齢 101年
この更新データも2014年1月30日更新となっているので、現在もまた少し変わっているかもしれません。
それにしても駅前樹木で樹齢100年超えは貴重ですね。
ちなみにJR江別駅開業は1882年(明治15年)で、現在から138年前。まさに駅前の発展とともに大きくなっていった樹木です。
公園内噴水「ふれあいの滝」
江別駅前公園は、噴水と小さな広場とベンチがあるだけの、とても小さな公園です。
公園中央にはレンガ造りの立派な噴水が立っています。煉瓦の街・江別らしい建物と言えます。
噴水に付いていたプレートには以下のように書かれていました。
江別市水道庁舎落成記念
ふれあいの滝
昭和57年9月
贈 江別市中心街協議会
公園の向かいにある江別市水道庁舎の完成を記念して造られた滝ということでしょう。
滝の放水は一時見合わせ
ちなみに2020年7月現在、新型コロナウイルス感染防止のため滝の水の開放は見合わせとなっているようです。
本来ならこの時期、滝の水が出て子供たちが水遊びをしたりできる時期なのですが、今年は仕方ないですね。
滝の上には縄文土器「江別式土器」
滝の水が出る噴水上部には縄文式土器が並んでいました。
ここ江別市は「江別式土器」という江別発祥の土器があることで世界的にも有名です。
江別は焼き物が盛んですが、こういうところにもルーツがあるようです。
一つ一つ形が違う江別式土器。
土器の後ろには管が通っていて、ここから噴水の水が湧き出る仕組みらしい。
噴水の側面・内部
噴水の側面を見るとこんな感じ。実は中に入ることもできます。
噴水内部通路の様子。海外の遺跡にでも迷い込んだような雰囲気です。
噴水内部からJR江別駅が見えます。本来放水されていたら滝の裏側が見えていたことでしょう。
ふれあいの滝側面反対側。
噴水側面と公園広場全体。狭い場所とはいえ緑が大変豊富で、とても和む公園ですね。
噴水の後ろ側。後ろ側から内部に侵入することも可能です。
というわけで、噴水を散々眺め回して戻ってきました。
公園から見たJR江別駅の様子。
この交差点は5差路(多叉路)になっていて、たいへん広い敷地となっています。
現在となっては国道から少し離れたこの駅前は車通りも多くなく、土地を持て余している感が余計に寂しさを助長させます。
夏祭りは廃止され、焼き物市も開催地移転となり、寂しい話題が多い最近の江別地区ですが、なんとか賑わいを取り戻してほしいですね。
江別駅前公園の場所アクセス地図
住所:〒067-0014 北海道江別市4条7丁目1