※写真はイメージです(新江別橋の写真です)
豊平川によって分断されている札幌市東区と江別市を結ぶ「札幌江別大橋(仮)」の建設計画があります。
この橋および道路は「札幌北広島環状線」を一本に結ぶ事業計画の一つ。
2021年現在どうなっているのか、その計画と場所についてまとめました。
スポンサーリンク
もくじ
「札幌江別大橋(仮)」江別市と札幌市東区を分断する豊平川を渡る橋の計画とは
「主要道道 札幌北広島環状線(札幌市・江別市)」に記載された事業対象区間を示した地図。
件の「札幌江別大橋」は、札幌北広島環状線の札幌市と江別市を結ぶための橋となります。
事業対象区間を拡大した図。
札幌側は東区中沼町を走る道道128号線から豊平川を超え、アースドリーム角山農場の北辺りを東に進み、石狩川を南下する形で国道275号に出るというルートです。
豊平川に架かる予定の「札幌江別大橋(仮)」も未着工ですが、国道275号から札幌方面へ至る予定の道路も未着工となっています。
2010年(平成22年)3月に策定された「道央都市圏の都市交通マスタープラン」では、北海道道46号江別恵庭線とあわせて「札幌圏連携道路」を構成し、道央圏連絡道路を補完する路線として位置づけられている[1]。
出典:北海道道128号札幌北広島環状線/Wikipedia
道路計画は少なくとも2010年の「道央都市圏の都市交通マスタープラン」で決定しているので、既に10年以上の歳月が経過していることになります。
上記出典元には「事業化は2016年度以降の見込み」とありましたが、それに関する資料は現時点で見つけることができませんでした。
「札幌江別大橋」発注者・発注時期・橋梁の形式などは全く決まってない?
札幌市の議事録には「札幌江別大橋」について以下のような記録がありました。
今、委員からお話がございました札幌北広島環状線に係る(仮称)札幌江別大橋でございますが、現時点におきましては、発注者、発注時期、また橋梁の形式などは全く何も決まってございませんけれども、仮に札幌市が発注するようなことになった際には、北海道開発局や北海道の発注方法も参考にしながら適切に発注するよう検討してまいりたいと考えてございます。
※太字は筆者による
平成31年(2019年)時点で、札幌江別大橋についてはまだ何も決まっていないとのことでした。
これ以降の情報は見当たらなかったため、現時点ではここまでしか分かっていません。
仮に現時点で着工していたとしても、開通するのは10年近く先になるかもしれません。
開通すれば札幌圏へのバイパスとして、また「あいの里方面」「モエレ沼方面」へのアクセスが容易になりそうですが…。