
旧江別小学校跡地
江別市はこのたび、「旧江別小学校跡地に"にぎわい"を生み出す商業などの都市機能を配置し、周辺住民の利便性向上や人流の創出につなげる」という利活用方針を示しました。民間投資や居住を促し、江別駅前エリアの魅力をさらに高めていくことを目指しています。
この方針に基づき、現在は民間事業者のノウハウを生かすため、公募型プロポーザル方式による利活用事業者の募集が進められています。
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もくじ
旧江別小学校跡地を“駅前拠点”へ 都市計画変更の背景

https://www.city.ebetsu.hokkaido.jp/soshiki/seisaku/144501.html
旧江別小学校は明治32年から地域の教育を支えてきましたが、平成28年に閉校。その後は広い未利用地として残されていました。
令和6年に改定された「江別市都市計画マスタープラン」では、江別駅周辺が「地区核(生活拠点)」に位置づけられ、立地適正化計画でも都市機能誘導区域として明確化。
これを受けて、市は跡地を「商業を中心とした都市機能を集める拠点」として活用する方針を固めました。
用途地域の変更内容:商業施設が建てやすい条件に
今回の変更では、跡地を含む周辺に以下の調整が行われます。
近隣商業地域の容積率を 200% → 300% へ引き上げ
建物の規模を大きくできるため、
- 複合商業施設
- 医療・サービス施設
- 店舗併用住宅
など、多様な都市機能が誘導されやすくなります。
防災面も強化 準防火地域を3.6ヘクタール新たに指定
用途変更と同時に、火災に強い市街地づくりを目的として、旧江別小跡地周辺が新たに準防火地域に指定されます。
これにより、
- 建物の耐火性能向上
- 駅前で高い建築密度となる将来に備えた防災強化
が図られます。
跡地活用は公募型プロポーザルで進行中

https://www.city.ebetsu.hokkaido.jp/soshiki/seisaku/144501.html
江別市はすでに、旧江別小学校跡地の利活用に向けて公募型プロポーザルを開始しています。
主な条件
- 市が土地を貸し出す「事業用定期借地権」方式
- 旧グラウンドの高さを維持した土地利用
- 生活利便に寄与する商業施設を1つ以上配置
- 公序良俗に反する用途は禁止
江別駅前の顔となる、地域に開かれた施設の整備が期待されます。
まとめ:江別駅前の新しいランドマーク形成へ
旧江別小跡地は、「商業施設+生活利便機能の拠点」として再整備される方向が固まりました。
江別駅前の商業環境が大きく変わる可能性が高く、市民の暮らしに近いエリアの再開発として、今後の進展に注目が集まります。
参考:
都市計画審議会の開催状況/江別市公式ホームページ
公募型プロポーザルの実施について【旧江別小学校跡地利活用事業】/江別市公式ホームページ






