
北海道は、都市計画の基本方針となる「都市計画区域の整備、開発及び保全の方針(素案)」を公表し、道民からの意見募集(パブリックコメント)を開始しました。
この方針は、将来の都市づくりの方向性を示す「都市計画のマスタープラン」となるもので、札幌圏をはじめとする複数の都市計画区域を対象に見直しが行われています。
江別市も対象区域に含まれており、今回公開された素案では、今後の都市構造や土地利用、産業拠点の考え方などが示されています。
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もくじ
都市計画の見直し 札幌圏の一体的なまちづくり(2026年3月11日公開)
今回の意見募集は、北海道が市町と協働して進めている都市計画方針の中間見直しに関するものです。
対象となる都市計画区域は以下の通り。
- 札幌圏(札幌市・小樽市の一部・江別市・北広島市・石狩市)
- 千歳恵庭圏(千歳市・恵庭市)
- 苫小牧圏(苫小牧市・白老町・安平町・厚真町)
このうち江別市は、札幌圏の都市として位置づけられ、札幌市などと連携した広域的な都市づくりの中で役割が整理されています。
江別市の都市づくりの方向性
素案では、江別市のまちづくりについて次のような方向性が示されています。
- 駅を中心とした集約型都市構造(コンパクトシティ)
- 地域経済の活性化
- 災害に強い安全な都市環境
- 自然環境と都市機能の調和
江別市は、文化・教育・商業・工業などの都市機能と自然環境が調和した「総合居住都市」として発展してきた背景を踏まえ、今後もその特性を生かした都市形成を進めるとされています。
都市の中心軸はJR函館線・国道12号沿い
江別市の都市構造の中心となるエリアは
- JR野幌駅周辺
- JR高砂駅周辺
- JR江別駅周辺
など、JR函館線と国道12号沿いのエリアとされています。
これらの地域を軸として住宅地や生活機能の集積を図り、都市機能をコンパクトに配置する方針です。
野幌駅が商業拠点 江別駅・大麻駅は地域拠点
商業機能については、次のような役割分担が示されています。
野幌駅周辺
都市の中心的な商業拠点として位置づけ
江別駅・大麻駅周辺
地域住民の生活を支える商業・サービス拠点
地域の生活圏を支える商業機能の充実が図られるとされています。
工業・物流拠点は角山・工栄町など
産業拠点としては
- 工栄町
- 角山地区
- 西野幌地区
が工業・物流エリアとして位置づけられています。
交通アクセスの良さを生かし、流通や工業などの産業機能の集積を進める方針です。
文京台は教育・研究拠点に
江別市の特徴的な拠点として挙げられているのが文京台地区です。
大学や研究機関などが集まる地域として
- 産学官連携
- 教育・研究機能
- 文化交流
などを強化するエリアとして位置づけられています。
江別駅周辺は交流拠点へ
江別駅周辺は
- 歴史資源
- 自然環境
- スポーツ・文化施設
などを活かし、市民や来訪者の交流拠点として機能強化を図るとされています。
農地や自然環境は保全
江別市は農業都市としての側面もあり、
- 優良農地の保全
- 農業振興地域の維持
など、農地を守る方針も示されています。
4月10日まで意見募集
今回の素案については、道民からの意見募集(パブリックコメント)が行われています。
- 意見募集期間
2026年3月11日~4月10日
都市計画のマスタープランとなる重要な方針のため、北海道では広く意見を募集しています。
北海道が示した今回の都市計画方針では、江別市は「住宅都市」「教育研究都市」「物流・産業都市」という複数の役割を担う都市として位置づけられています。
札幌圏全体の都市構造の中で、江別市がどのように発展していくのか、今後の都市づくりの方向性が示された形となっています。