
北海道江別市角山地区の市街化調整区域で、パキスタン人が経営する中古車輸出会社のヤード内に新たな建築物が設置されていたことが分かりました。
この場所では、以前から違法建築物として市の是正指導を受けていた事務所兼住宅が2026年2月の火災で全焼していましたが、その後あらためて建物が設置されたとして、市が対応を進めています。今回の発言を受け、これまで続いてきた角山地区の違法建築物問題にも改めて注目が集まっています。
スポンサーリンク
もくじ
江別市角山地区で違法建築物が再設置 市長が「悪質」と指摘
「分かっててやるのは悪質」 外国人の違法建築物の設置問題で北海道江別市長https://t.co/YA6mbXij4J
是正指導などについては「国籍にかかわらず同じ対応をしなければいけない」と強調。
— 産経ニュース (@Sankei_news) June 11, 2026
報道によると、問題となっているのは角山地区の市街化調整区域内にある中古車輸出会社のヤードです。
市は2025年12月、ヤード内に設置されていた事務所兼住宅について違法建築物として是正指導を実施。その後、2026年2月15日に建物が火災で全焼しました。
火災後、市職員は現地で経営者に対し新たな建物を設置しないよう直接指導していましたが、4月になって新たな建築物が確認されたといいます。
2026年6月11日の記者会見で後藤好人市長は、「分かっていてやるのは悪質」と述べ、引き続き是正を求めていく考えを示しました。
市街化調整区域とは
市街化調整区域は、無秩序な市街化を防ぐため、開発や建築が厳しく制限されている区域です。
江別市も、市街化調整区域では原則として建築行為や用途変更に厳しい制限が設けられていると説明しています。建物を建築する場合には、都市計画法などに基づく手続きや許可が必要となります。
市街化調整区域における制限/江別市ホームページ
角山地区のパキスタン人ヤード問題の経緯
今回の問題の背景には、角山地区で続いている中古車ヤードと違法建築物をめぐる議論があります。
モスクやヤード施設が違法建築物として指導対象に
2024年から2025年にかけて、角山地区にあるパキスタン人経営の中古車ヤードや礼拝施設(モスク)について、市街化調整区域内での建築や利用状況がSNSや動画投稿サイトなどで取り上げられるようになりました。
市はモスクを含む一部施設について、都市計画法上適合しない違法建築物として認定し、是正指導を行っていることを明らかにしています。
「76件すべてが外国人関係」ではない
一方で、SNS上では「違法建築物76件はすべてパキスタン人関係」と受け取れる情報も拡散しました。
しかし市の説明では、76件という数字は市内全域の市街化調整区域で確認された違法建築物の累積件数であり、外国人関係だけを指すものではありません。また、違法建築物の多くは以前から存在していたもので、近年の外国人増加と直接結び付けられるものではないとされています。
SNS拡散後にはトラブルも発生
2025年秋以降、角山地区のモスクやヤードを撮影した動画がSNSで大きく拡散されました。
その後、ロケット花火がヤードやモスク周辺に撃ち込まれるなどのトラブルが発生。さらに2026年2月から3月にかけて火災が相次ぎ、今回全焼した事務所兼住宅の火災についても、後に放火未遂容疑で男が逮捕されたと報じられています。
市は所有者との面会を継続へ
市によると、現在は経営者がパキスタンへ帰国しているため面会できない状態が続いているとのことです。
後藤市長は記者会見で、違法建築物への対応は国籍に関係なく行うべきものであり、所有者と直接面会しながら是正を求めていく従来の方針を継続すると説明しました。
今回の建物再設置によって、角山地区の違法建築物問題は新たな局面を迎えた形となっています。今後の行政対応や是正の進展が注目されます。
