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【江別市】パキスタン人の中古車店にロケット花火が撃ち込まれる事案発生 背景に市街化調整区域での土地利用問題と地域の不安

江別市世田ヶ谷地区

江別市角山にあるパキスタン人が経営する中古車販売店に対し、ロケット花火が撃ち込まれる事案が発生しました。幸いケガ人は確認されていないとのことです。

この事案はたいへん危険で許されない犯罪的行為ですが、この出来事は単なる迷惑行為という一面だけでなく、ここ数年、市街化調整区域で進んできた土地利用の問題や、行政対応に関する市民の不安感が積み重なったものとして捉える必要がありそうです。

本記事では、ニュース報道の内容を踏まえつつ、地域で何が起きてきたのか背景情報を整理します。

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パキスタン人の中古車店にロケット花火が打ち込まれる報道とその背景

  • 発生日:2025年10月17日
  • 場所:江別市角山地区の中古車販売店(パキスタン人経営)
  • 店舗敷地に向けてロケット花火が発射される様子が防犯カメラに記録
  • 店側は警察に被害届を提出(映像も提供)
  • けが人は確認されていない
  • 報道では「日本人とみられる」人物による行為とされるが、犯人は未確定

店側によれば、同様の嫌がらせは複数回あったといいます。

こうした行為は理由の如何にかかわらず許されないものであり、刑事上の犯罪行為に該当します。

では、そもそも何故この場所でこうした事案が発生したのでしょうか?

背景を時系列で整理

今回の事案が発生した江別市角山地区は「市街化調整区域(※後述)」に指定されています。

この区域にはイスラム教の礼拝所(モスク)があり、収容人数は最大300人ほどとのことです。

市街化調整区域にあるモスクは2024年のテレビ報道でも話題になりました。以下、それ以降の主な出来事を時系列で列挙します。

時期 出来事
2024年 江別市でパキスタン人増加【※1】の報道【※2】。市街化調整区域(角山地区)で、中古車販売・車両保管ヤードの増加、礼拝堂(モスク)の存在が話題に。同時期から市内でパキスタン人が運転する無ナンバー車両走行の目撃情報が相次ぐ。
2025年前半 YouTuberが現場を取材し、動画が広く視聴される。 行政対応や取締り状況に対する不透明感がSNS上で議論に。
2025年9月 江別市議会定例会で、市街化調整区域内の違法建築物「76件」が市から公表(※76件のうち外国人関係は「2割以下」とのこと)。角山の礼拝所(モスク用途【※3】)については、建築手続きが適合しておらず違法建築物と認定、是正指導中と説明。さらなる議論を呼び、現地に赴くYouTuberが増加。
2025年10月 ロケット花火事案が発生。 店側が被害届と映像を警察に提出。

【※1】『江別市 後藤好人市長「外国人は1094人。この5年間で約1.5倍。パキスタン人は、現在224人で、5年で2.4倍に増えている状況」』(2025年6月報道時点)[出典:TBS NEWS DIG

【※2】札幌のお隣 江別市にパキスタン人が急増 その理由とは?/YouTube

【※3】角山地区の礼拝所は、令和3年(2021年)9月のパトロールの際に建物の存在を市が確認。当初は使用の目的が不明であったことから、定期パトロールにおいて、建物の使用状況の確認を継続。令和6年(2024年)、礼拝場であることを報道で確認。以降は定期パトロールの他、5回の現地確認を行ったとのこと。[令和7年第3回定例会より]

そもそも、市街化調整区域とは

市街化調整区域は、無秩序な都市の広がりを防ぐために、建築や土地利用が制限されているエリアです。

  • 家や店舗、倉庫などの建物は、原則として新たに建てられない
  • 用途を変えて使う場合は、許可が必要

江別市では、2025年9月の市議会において市街化調整区域内に 76件の違法建築物があることを公表されています。(※76件のうち外国人関係は「2割以下」とのこと)

つまり今回の背景には、「建てていい場所ではないところに、お店や施設ができていた」という 土地利用ルール上の問題 がある、ということです。

無ナンバー車・中古車ヤードをめぐる地域の不安

加えて、パキスタン人が運転する無ナンバー車両を見かけた江別市民が多数いること(筆者も実際に確認)、その際に通報しても対応が取られなかったという事例も複数聞かれています。

また、中古車ヤードが集中している角山地区は市街地から離れており、日常的に目に触れにくい場所にあります。そのため、「実際に何が行われているのかが市民から把握しづらい」という状況が、不安を増幅させる一因になっています。

さらに、中古車ヤードの増加に伴い、生活環境や治安への影響を懸念する声が市民の間で広がってきました。

こうした中で、行政や警察がどのような対応を進めているのかが外から見えにくいことが、「野放しになっているのではないか」という感覚につながり、地域の不安が時間をかけて蓄積していったと考えられます。

まとめ

今回の事案が起きた背景には、市街化調整区域における土地利用の問題や、行政・警察の対応が見えないことへの住民の不安・不公平感の蓄積といった複数の要素が重なった結果として生じたものと考えられます。

これらの問題を最初に可視化したのは、現地の様子を取材・発信したYouTuberによる情報提供であり、その役割は大きかったといえます。現状が共有されたことで、市民の関心が高まり、議会での議論に繋がり、行政側も対応を明確にする環境が生まれました。

その一方で、現地を直接的に攻撃するような行為は、課題の解消に寄与せず、地域の混乱を招きかねません。制度面での対応と冷静な検討が重要となります。

今後は、情報の透明化や多言語でのコミュニケーション体制の整備、地域との継続的な対話を進めながら、江別市民が安心して暮らせる環境づくりを進めていくことが課題となりそうです。

  • この記事を書いた人
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えべナビ編集部

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