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江別小学校廃校から4年、跡地活用はどうなる?2020年7月現在の状況[江別市萩ケ岡]

江別小学校跡地・正面階段

北海道江別市萩ケ岡にあった「江別小学校」跡地に行ってみました。(撮影は2020年7月)

江別市立江別小学校は2016年(平成28年)3月に廃校。江別第三小学校と統合され、現在は江別第一小学校に改称しています。

廃校から4年。跡地は今後どのように活用されるのでしょうか。

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江別小学校廃校から4年、跡地活用は今後どうなるのか?2020年7月現在の状況[江別市萩ケ岡]

江別小学校校舎跡地

江別小学校の校舎があった場所。施設関連の建物はすべて取り壊されており、緑が生い茂った何もない広場へと変貌しています。

 

江別小学校校舎跡地

校舎跡地の端にプレハブ小屋がいくつか建っていました。何か工事でも始まるのでしょうか?

 

江別小学校・旧校舎

江別小学校校舎

現在なにもない広場にはかつて、立派なレンガ造りの校舎が建っていました。(上記写真:2015年撮影)

レンガ造りの校舎自体が全国的にも珍しいため保存が期待されましたが、残念ながら全て取り壊されてしまいました。

 

歩道橋通行禁止に

江別小学校前・歩道橋

江別小学校跡地に直結する歩道橋は現在通行禁止となっています。

学校が無くなってしまった今となっては、仮に通行できたとしても利用者はいなかったでしょう。

 

江別小学校前・歩道橋

歩道橋の階段は小学校の校庭へ直接出られる場所に位置しています。

小学校跡地側は歩道橋の手前の階段で通行禁止となっていました。

 

体育館跡地側

江別小学校・体育館校庭跡

こちらはかつて学校の体育館があった場所で、神社の裏を横切る道路があるところです。

写真右手がグラウンド跡地、左側が体育館跡地です。

 

江別小学校・体育館校庭跡

「立入禁止」の札が立っており、ロープが張られています。

 

江別小学校・校庭跡

広々としたグラウンド跡。2019年の「まるごと江別」開催時は臨時駐車場として活用されました。

写真左側が体育館跡地で、正面奥が校舎跡地となります。

 

江別小学校・体育館前階段跡

グラウンドと体育館をむすぶ階段のみが残されていました。

 

旧体育館

江別小学校・体育館

体育館が建っていた頃の写真。上記の階段跡は、この写真の階段です。

煉瓦校舎と直結する大きな体育館がありました。

 

江別小学校・体育館

かつて存在したレンガ造りの大きな体育館。

体育館までもレンガ造りというのはなかなか無いのではないでしょうか。

 

火薬庫

火薬庫

旧体育館跡地の向かいにある「史跡 火薬庫」は現在も残っています。

2018年に発生した北海道胆振東部地震直後は、地震の影響で破損したのか一時期仮囲いに覆われていたのですが、今は仮囲いもなく近づいて見ることができます。

 

火薬庫

明治19年(1886年)に作られたと伝えられるレンガ造りの火薬庫。貴重な歴史遺産です。

火薬庫についての詳細は以下の記事をご参照ください。

 

ちなみに火薬庫の奥に立っていた「二宮金次郎像」は、江別第一小学校の校庭へ移されました。

詳しくは以下の記事をご参照ください。

 

 

旧江別小学校跡地は今後どう活用されるのか?

2020年7月現在、旧江別小学校跡地がどのように活用されるのかはまだ結論が出ていないようです。

以下は江別市公式サイトの旧江別小学校跡地に関する記事と資料です。

江別小学校跡地の開発は、江別駅周辺全体の開発の中の一つとして議論が進んでいるようです。

 

ちなみに、上記資料にある2017年(平成29年)12月~2018年(平成30年)1月に実施された『民間事業者との対話(サウンディング型市場調査)』の調査結果には以下のようにあります。

(3)調査の目的

江別市は、旧江別小学校跡地と隣接する市有地について、「江別駅周辺地区土地利用検討委員会」の報告を踏まえ、「土地の分割・順次活用も視野に入れた、多機能で複合的な土地活用を検討する必要があること」、「積極的に情報公開し、活用主体となる民間事業者等から需要や評価を把握するとともに、幅広く事業提案を受ける必要があること」を基本方針とした、民間活力導入による旧江別小学校跡地と隣接する市有地の有効活用を検討しています。
検討に当たっては行政内部だけで活用方法や公募条件を設定するのではなく、早い段階で活用意向・アイデアのある民間事業者との対話(=サウンディング)をすることで市場性等を把握し、幅広い検討を可能とするため、民間事業者との対話(サウンディング型市場調査)を実施しました。

(中略)

(2)対話概要

〇具体的なプランの提案はなく当該地区の市場性等に関し以下の意見がありました。

  • 2020年の東京オリンピックまで首都圏の開発に注力している企業が多いこともあり、現時点ではこの土地に対し開発意欲のある事業者は少ないと思われる。
  • オフィスビル等の業務系については先に大きなテナントが決まっていないと難しい。
  • マンションはこの先5年ほど札幌市内の開発が多いため江別で同様の開発は難しいが、戸建て住宅については、札幌の周辺自治体にシフトしつつあることから可能性はある。
  • 地域のものを販売したり体験できたりするような機能はアピール度が高い。
  • 図書館や体育館など人が集まる公共スペースを中心に開発する場合は商業テナントを誘導しやすくなる。

(3)調査結果のまとめと今後の方向性

今回、民間事業者との対話(サウンディング型市場調査)を実施した結果、旧江別小学校跡地は現時点ではこの土地に対し開発意欲のある事業者が少ないことを把握することができました。
一方、江別の特産品を販売したり、観光客が体験などをできるような機能はアピール度が高く、公共スペースを中心に開発する場合は商業テナントを誘導しやすくなることを把握することができました。
今回の調査結果を踏まえ、今後も民間事業者との対話を行いながら江別駅周辺の活性化につながる活用方策の検討を継続します。

引用元:http://www.city.ebetsu.hokkaido.jp/uploaded/attachment/31959.pdf

江別駅前という好立地ですので、蔦屋書店のような人気の商業施設でもできれば一気に駅周辺が活性化する可能性もあるかもしれません。

寂しくなってしまった駅前通りも含めて良い方向に変わっていくといいですね。

 

旧江別小学校跡地の場所アクセス地図

住所:〒067-0071 北海道江別市萩ケ岡19

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