2016年(平成28年)3月に廃校となった『旧江別小学校』の跡地。廃校から5年が経過した2021年現在でも手つかずの更地となっています。
その江別小学校跡地の活用として江別市は、『大学等のキャンパス誘致』に動いているようです。
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もくじ
旧江別小学校跡地に大学キャンパス誘致開始
上記のリンク先は「内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局」が運営する『地方創生×キャンパス』というWebサイトです。
このWebサイトは、「地方へのサテライトキャンパス設置等に関するマッチングを支援するポータルサイト」となっています。
旧江別小学校の土地は2021年6月現在このサイトに登録され、大学等キャンパスの誘致を行っている状況のようです。
誘致の狙いなども記載されているので以下に引用します。
立地条件に関わる特色
- 新千歳空港から車で50分。JR札幌駅からJRで21分、JR江別駅から徒歩3分。
- 江別市内には農業・環境、社会科学、教育福祉、情報などを専門とする大学が立地しており、連携した研究や研修が可能。
誘致の目的やねらい
- 大学の知的資源を活かした地域活性化
- 地域と大学との協働により地域課題の解決
- 定住人口、交流人口、関係人口の増加
立地を期待する大学等の分野や機能、活動内容
- 当市の地域課題に対応するため、当市にはない医療系、工学部系の学部学科をはじめ、あらゆる分野の大学等の立地を期待する。
キャンパス誘致の希望形態
- 学部学科の設置
- サテライトキャンパスの設置
- 研究施設や研修施設
仮にこの場所に大学誘致となれば、江別駅に多くの人の流れが生まれることは間違いありません。
JR江別駅周辺の活性化を担う江別小学校跡地
江別小学校跡地の活用は、単純に空いた土地の有効利用というだけでなく、JR江別駅周辺の活性化をも担っているという重要な側面があります。
そのため江別市では旧江別小学校跡地活用に向け『民間事業者との対話(サウンディング型市場調査)』を行ったり、議会でも何度も取り上げられています。
- 旧江別小学校跡地活用に向けた民間事業者との対話の継続について(平成30年3月から)
- 江別駅周辺地区土地利用検討委員会 報告書 平成28年3月(PDF)
- 「旧江別小学校跡地活用に向けた民間事業者との対話(サウンディング型市場調査)」の結果 平成30年2月(PDF)
- 決算特別委員会 令和元年10月23日(水)
- 令和元年第3回江別市議会定例会会議録(第2号)令和元年9月11日
- 令和2年第3回江別市議会定例会会議録(第2号)令和2年9月9日
- 令和2年第3回江別市議会定例会会議録(第3号)令和2年9月10日
また三好昇江別市長も、JR野幌駅周辺の”江別の顔づくり事業”完成後に、「江別駅前の整備は、次の主要事業になる」と語っています。
- 江別駅前の整備推進へ 三好昇江別市長に聞く/北海道建設新聞社
江別駅前・本町通り商店街はもとより、近年は駅前の「えべつみらいビル」内の店舗の退店が続き、ますます寂しくなる一方の江別駅周辺。
大学誘致がどのように進むかは分かりませんが、江別小学校跡地の活用・誘致でこの地に賑わいが戻ることを願うばかりです。
旧江別小学校の場所アクセス地図
住所:〒067-0071 北海道江別市萩ケ岡20−1