江別市内の景観向上に寄与する建物や活動を表彰する「江別市都市景観賞」が決定し、建造物部門は「サッポロ珈琲館 Rinboku(リンボク)」と「米沢煉瓦」、都市景観奨励賞には「ココルクえべつ」が受賞しました。江別市役所にて行われた表彰式の様子をリポートします。
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もくじ
江別市都市景観賞とは
江別市では、自然に恵まれた美しく魅力的なまちづくりを目指し、「江別市都市景観賞」を開催しています。市民から美しい都市景観を創り出している建造物や、きれいなまちづくりに寄与している活動などを募集し、特に優れたものを表彰します。建物が対象の「建造物部門」と景観維持に努める活動などを評価する「特別部門」の2部門と、両部門で選外となった中から市景観委員会の推薦で表彰する「都市景観奨励賞」があります。
1987年から3年ごとに実施しており、今回で20回目となった「江別市都市景観賞」では、7月1日から8月31日までの募集期間中に、市民から建造物部門17件、特別部門21件の計38件の応募が寄せられました。専門家と市民の計7名の選考委員が1次審査を行い、10月末の現地視察を経て11月に賞が決定され、12月22日の表彰式で、受賞者に表彰状などが授与されました。
受賞物件は、江別市のホームページやパンフレットなどで紹介されるとともに、景観啓発に広く活用されます。
第20回江別市都市景観賞受賞建物
建造物部門
サッポロ珈琲館Rinboku(北海道林木育種場旧庁舎)
所在地:文京台緑町561-2
受賞者:株式会社 珈房サッポロ珈琲館
サッポロ珈琲館Rinboku(リンボク)は、珈房サッポロ珈琲館が、国の登録有形文化財「北海道林木育種場旧庁舎」に開業したカフェです。歴史ある建造物を利活用し、市民が集いにぎわいを創出するするコンセプトなどが評価され受賞となりました。「古い建物を新たにつくることはできない。江別のシンボルになるよう今後も維持していきたいと」と話されました。
米澤煉瓦 株式会社
所在地:元野幌228-1
受賞者:米澤煉瓦 株式会社
江別の煉瓦は北海道遺産に選ばれるなど、野幌でつくられているレンガは、北海道の窯業生産の80%を占めています。米沢煉瓦は1934年(昭和14年)に創業され、現在でもれんが造りの煙突など創業当時の建物が一部で使用されています。「れんがのまち江別」の歴史を伝える重要な建物として受賞されました。「江別が誇る煉瓦をつくる米澤煉瓦の受賞はとても嬉しい」と市長が笑顔で話されていたのが印象的でした。
都市景観奨励賞
江別市生涯活躍のまち「ココルクえべつ」
所在地:大麻元町154-12
受賞者:社会福祉法人 日本介護事業団
2021年4月に開業したココルクえべつは、敷地内に特別養護老人ホーム、企業内保育所、サービス付き高齢者向け住宅などの福祉施設や、温泉施設・ココルクの湯、レストラン 開拓うどん・こう福亭、パン工房・あさのわなどの飲食店があり、市民も気軽に足を運び利用することができます。今後の地域交流の拠点としてのますますの活動が期待されることが大きな受賞理由となりました。「期待に応えられるよう励みたい」と受賞を喜ばれていました。
「ココルクえべつ」SNS
授賞式の様子
2022年12月22日、江別市役所 公室にて受賞者に表彰状などを授与する表彰式が行われました。会場には、受賞者様の他にも市民の推薦者も招かれました。
今回は特別にサッポロ珈琲館Rinbokuのコーヒー豆を使ったコーヒーが振る舞われ、緊張感のあった雰囲気が和み、厳かながらも嬉しい笑顔の溢れる表彰式となりました。
市職員の方が進行を務め、滞りなく進む中、このコーヒーはいつのタイミングで飲めばいいだろう・・・と思っていると、三好市長が「ちょっとコーヒータイムにしましょう」と声をかけてくれ、美味しくコーヒーがいただけました。
選考委員長からの総評では、市民からの応募も多くあり感謝していること、今回の選考はどの建物も素晴らしく難航したことなどが語られ、普段見慣れてしまっていて特別に思うことはあまりなかったけれども、江別には素晴らしい景観がいっぱいあるのだなと改めて感心しました。
最後に記念撮影をして表彰式は無事に終了しました。
帰り際に応募者には、江別産粘土を使用して手づくりした世界に一つだけのオリジナル「フリーカップ」の記念品もいただきました。
これまで都市景観賞を受賞した建造物や取り組みなどの様子や美しい建物の写真は、インスタグラム(@ebetsu_toshikeikan) えべつ都市景観に掲載しています。ぜひフォローして、江別の素晴らしい景観をご覧ください。
関連リンク
- 都市景観賞とは 北海道江別市公式ホームページ
- えべつ都市景観/Instagram