
江別市では12月に入り、「今年の雪、多くない?」という声が市内各地で聞かれるようになっています。
実際のデータを確認すると、2025年度(令和7年度)の降雪は昨年度・平年と比べてハイペースで進んでいることが分かりました。
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もくじ
2025年末、「積雪のスタート」も「増え方」も例年より早い
江別市を含む市内4地域の観測データ(2025年12月9日午前9時時点)では、すでに次の積雪量を記録しています。

https://ebetsu-doboku.site.ktaiwork.jp/
地点差はあるものの、12月上旬で20cm前後の積雪というのは、例年と比較してかなり多い状況です。
土木事務所の観測データでも明らか「昨年の倍以上」「平年の約3倍」

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土木事務所による観測(2025年12月9日午前9時)では上記の表のようになっており、昨年・5年平均と比べて約2.5倍以上の積雪量となっています。
降雪量も急増中 ― すでに昨年・平年を大きく上回る
| 年度 | 累計降雪量 |
|---|---|
| 令和7年度(今年) | 102cm |
| 令和6年度(昨年度) | 50cm |
| 昨年までの5カ年平均 | 40cm |
12月上旬の時点で、累計降雪量が 100cmを超える年は珍しく、既に昨年比2倍・平年比2.5倍ペース。
今後さらに降雪が続けば、全体的に雪の多い冬になる可能性があります。
体感どおり「多雪傾向」はデータでも裏付け

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グラフを見ても、
・積雪量 … 今年は昨年・5カ年平均より早く増加
・累計降雪量 … 今年は11月下旬から急上昇し、昨年を追い越している
という特徴がはっきり表れており、「今年は雪、多すぎない?」という市民の肌感覚が、数値でもはっきり確認できます。
週末は「ひと冬でも数回レベルの強い寒気」到来か
2025年12月9日付けの天気予報によると、 今週末(12日〈金〉ごろ) は警戒が必要とのこと。
冬型の気圧配置が強まり、ひと冬でも数回レベルといわれる非常に強い寒気が北海道に流れ込む見込みです。
- 局地的な強い雪・雪雲の発達により、短時間で積雪が一気に増えるおそれ
- 強い風による吹雪・猛吹雪で視界が極端に悪化する可能性
- 交通機関への影響、道路状況の悪化、渋滞・公共交通の遅延・運休の可能性
- 屋外での移動や車の運転は、吹雪の時間帯を避ける判断が必要
今回予想されている寒気は、札幌上空で−18℃以下となる見込みで、12月としてはかなりまれな規模。
市内でも積雪の急増や路面悪化が懸念されるため、早めの除雪・移動計画・防寒対策が重要となりそうです。