直木賞受賞作家・桜木紫乃さんの新作小説『砂上』が2017年9月29日に発売されました。
この小説『砂上』は北海道江別市が舞台となっており、実在する店舗なども作中に描かれています。
発売から1ヶ月ほど経ちますが、様々な雑誌等の媒体で取り上げられ、かなり話題になっているようです。
この記事では桜木紫乃さんのプロフィール、新作『砂上』についてご紹介します。
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もくじ
直木賞受賞作家・桜木紫乃・略歴
桜木 紫乃(さくらぎ しの)プロフィール(Wikipedia:桜木紫乃より引用)
- 1965年4月19日生まれ
- 北海道釧路市出身・北海道江別市在住
- 代表作:『ラブレス』『ホテルローヤル』
- 主な受賞歴:オール讀物新人賞(2002年)、島清恋愛文学賞(2013年)、直木三十五賞(2013年)
- デビュー作:『氷平線』
- テレビドラマ化作品:硝子の葦 〜garasu no ashi〜(2015年2月21日 - 3月14日、全4話、WOWOW「連続ドラマW」、監督:三島有紀子、主演:相武紗季)
ABC創立65周年記念スペシャルドラマ 氷の轍(2016年11月5日、全1話、テレビ朝日·ABC、監督:瀧本智行、主演:柴咲コウ) - 映画化作品:起終点駅 ターミナル(2015年11月7日公開、配給:東映、監督:篠原哲雄、主演:佐藤浩市)
- テレビ出演:
- 笑っていいとも!(2013年8月23日、フジテレビ) - 「テレフォンショッキング」のコーナーに出演。
- ゴロウ・デラックス(2013年11月21日、TBS)
- 加藤浩次の本気対談!コージ魂!!(2014年1月19日、BS日テレ)
- 宮崎美子のすずらん本屋堂(2014年7月4日、BS11)
- にほん風景物語(2014年7月8日、BS朝日)
経歴・人物
釧路市立北中学校卒業。北海道釧路東高等学校卒業。中学生の時に原田康子の『挽歌』に出会い文学に目覚める。高校時代は文芸クラブに所属。高校卒業後、裁判所でタイピストとして勤めたが、24歳で結婚して退職し、専業主婦となる。夫の転勤に従って釧路市、網走市、留萌市などに住む。
27歳で男児を出産。2人目の子供(女児)を出産直後に小説を書き始め、原田康子も所属した文芸誌「北海文学」の同人として活動。2007年に『氷平線』で単行本デビュー。
金澤 伊代名義で詩人としても活動しており、詩集も刊行している。
ゴールデンボンバーのファンとしても知られており、直木三十五賞受賞の記者会見では鬼龍院翔が愛用しているタミヤロゴ入りTシャツを着用したほど。のちにラジオ「鬼龍院翔のオールナイトニッポン」で鬼龍院翔とは初対面も果たした。
(中略)
2013年9月25日、釧路市観光大使に任命される。
(Wikipedia:桜木紫乃より引用)
北海道江別が舞台の『砂上』はどんな内容?あらすじ
桜木紫乃さんの新作『砂上』はどういった内容なのでしょうか。
Amazonによる内容紹介・あらすじは以下のように書かれています。
直木賞作家の新たな到達点! 書くことに取り憑かれた女はどこへ向かうのか
空が色をなくした冬の北海道・江別。柊令央は、ビストロ勤務で得る数万円の月収と、元夫から振り込まれる慰謝料で細々と暮らしていた。いつか作家になりたい。そう思ってきたものの、夢に近づく日はこないまま、気づけば四十代に突入していた。ある日、令央の前に一人の編集者が現れる。「あなた今後、なにがしたいんですか」。責めるように問う小川乙三との出会いを機に、令央は母が墓場へと持っていったある秘密を書く決心をする。だがそれは、母親との暮らしを、そして他人任せだった自分のこれまでを直視する日々の始まりだった。自分は母親の人生を肯定できるのか。そして小説を書き始めたことで変わっていく人間関係。書くことに取り憑かれた女はどこへ向かうのか。
『砂上』桜木紫乃(著)/Amazon
江別のビストロで働きながら作家を目指す主人公・柊令央(ひいらぎ れお)。
そのもとに突然現れた編集者・小川乙三(おとみ)によって罵られながらも小説を書いてみろとけしかけられるところからストーリーが始まります。
終始不穏な空気が漂う独特の世界観に、読み進めていくうちにどんどんハマってしまう中編小説です。
江別に実在する『ビストロ・エドナ』
『砂上』の主人公・柊令央が働く「ビストロ」のモデルになったお店は、『ビストロ・エドナ』として江別市内に実在しています。
場所はJR江別駅前を出て、交差点を渡ったすぐのところ。噴水広場の向かい側です。
こちらがビストロ・エドナの店舗外観。
ひじょうに凝ったメニューが揃っており、とても美味しいと地元でも評判のお店です。
『ビストロ・エドナ』ランチ・ディナーメニュー
店舗外側にはメニュー看板が設置されており、ランチメニュー・ディナーメニューが一部書かれています。
他にもパーティープラン、忘年会プラン、年末オードブル、おせち料理の販売もあるようです。
『砂上』を読んでからビストロ・エドナに行ってみると小説の世界がリアルに感じられそうですね。
もしくはビストロ・エドナや江別駅前の雰囲気を見てから『砂上』を読んでみる、なんてのも面白いかもしれません。
ビストロ・エドナの営業時間・定休日は以下の通り。
営業時間
- ランチ:11:30~14:00(ラストオーダー 13:30)
- ディナー:17:30~22:00(ラストオーダー 21:00)
定休日
- 日曜・祝日
ビストロ・エドナの場所アクセス地図
住所:北海道江別市3条6丁目4−1
「砂上」「ビストロ・エドナ」に関する情報
私はまだ行ったことがないのだけど、ビストロエドナは #江別 にある評判の人気店。#砂上 の主人公令央が勤務するのが、 エドナ🍴🍷 ローフトビーフ、シーザーサラダ、生ハムのマリネ、フォカッチャ、ゴールドと深緑のラベルがついたシャンパン🍸エドナに行きたくなる #桜木紫乃 #えべおこ
— みみえ (@mimie810) 2017年10月7日
ちなみに 店名の「エドナ」は「江」別と「南」幌、そこをつなぐ「道」路のそれぞれの頭文字。江別の駅前に賑わいをもう一度…と、2014年にオープンした正統派ビストロ🍷 #砂上 #桜木紫乃 さん エドナの営業時間とかリアルなので、令央が本当に店にいそう #江別 #えべおこ #大麻子
— みみえ (@mimie810) 2017年10月7日
【『#砂上』発売中!】#桜木紫乃 さんの『砂上』でお店のモデルとなったビストロ・エドナで食事♪ 小説にも登場するウニのパスタが絶品でした。担当編集も、いったいどこまでがフィクションなのかわからなくなってきました……。(担当S)https://t.co/UrrkfzdL9Z pic.twitter.com/2nGjJCzk1E
— KADOKAWA文芸編集部 (@kadokawashoseki) 2017年10月4日