「雪かき」という言葉、あなたはどう表現してますか?
北海道では除雪を表現するときに「雪はね」「雪投げ」といった言い方がありますが、日本全国の各地方ではどのように表現されているのでしょうか。
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もくじ
”雪かき”雪国で独自表現「雪かき方言マップ」
除雪を表現する「雪かき」は全国共通の単語ですが、日本各地では「雪かき」以外の単語も使われています。
2020年1月5日付のウェザーマップでは「雪かき方言マップ」という形で全国の方言が解説されていました。
北海道:雪はね(内陸)・雪なげ(日本海側)
北海道では「雪はね」「雪なげ」という表現が使われています。
雪はねは主に内陸の雪がサラサラした地域で使われ、雪投げは日本海側のやや雪が重い地域で使われるとのことです。
※北海道の方言では「捨てる」を「投げる」と言うため、「雪投げ」と言う
秋田県:雪よせ
やや重い雪が降る秋田県では、雪かきとは違ったニュアンスで、雪を道の端に寄せる「雪寄せ」という表現を使うそうです。
山形県:雪はき
山形県では、ほうきなどを使って雪を掃き出すという表現で「雪はき」と言うとのこと。
新潟県:雪のけ(下越)・雪ほげ(中越)・雪ほり(上越)
新潟県では、下越「雪のけ」、中越「雪ほげ(なげるという意味)」、上越で「雪ほり」と言うそうです。
全国有数の豪雪地帯である上越では「掘る」という表現を使っているところが興味深いですね。
石川県・富山県:雪すかし・雪どかし
石川県と富山県の一部では「雪すかし、雪どかし」と表現します。
この地域では「雪かき」という言葉はあまり使わないとのこと。
岐阜県の一部:雪またじ
岐阜県の一部、世界遺産・白川郷がある飛騨地方では「雪またじ(片付けるの意)」と表現します。
各地の雪の質や量によって様々な表現があるのがわかりますね。