江別市立江別第三小学校の円形校舎は、2015年のゴールデンウィーク明けに解体工事が開始される予定です。
このレンガ造りの円形校舎は1957年に完成したもの。
建物の中央が螺旋階段になっていて、外側に放射状に教室が並ぶという特異な形をしていました。
屋上階となる4階には展望スペースのペントハウスがあり、JR江別駅や製紙工場などが見渡せたそうです。
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レンガ造りの円形校舎、老朽化のため解体へ
江別第三小学校内に建つ円形校舎は、江別市の特徴である「煉瓦造り」の立派な校舎でしたが、校舎の老朽化・江別小学校との統合、という問題を抱え、結局校舎を取り壊してその場所に新校舎を建てるという結果となりました。
北海道内に残る円形校舎
石狩市立石狩小学校
石狩市横町にある「石狩市立石狩小学校」は道内初の円形校舎。
今でも現役で活用されています。
室蘭市立絵鞆小学校
北海道室蘭市祝津町にある「室蘭市立絵鞆(えとも)小学校」は円形校舎が二つ並んでいるユニークな形の校舎でしたが、2015年3月に閉校。
東棟は保存活用されるそうですが、西棟は解体される予定。
小樽市・旧石山中学校
小樽市石山町にある「小樽市・旧石山中学校」の校舎は博物館の収蔵庫として使われているそうですが、現在は立入禁止。
老朽化でいつ取り壊されてもおかしくない状態らしく、廃墟マニアの間でも話題になるほどです。
江別第三小学校
そして北海道江別市緑町西1丁目にある江別第三小学校は、2015年5月に解体が決定しています。
他の円形校舎と違うのは「煉瓦造り」という点で、見た目の美しさは突出しています。
校舎保存の活動も実らず、残念ながら姿を消すことになってしまいました。
来年度からは江別小学校と合併し、「江別第一小学校」として新たなスタートを切ることになります。