「IKEA(イケア)」の北海道進出と「ジョイフルAK」の新店舗建設の噂が度々話題になっています。
どちらも江別市大麻地区に出店計画が出ていたこともあって、このブログでも何度か記事として取り上げました。
しかしその二つの店舗の出店構想に新展開の続報が発表されましたので紹介したいと思います。
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ジョイフルAK江別市大麻、新店舗出店計画
2015年5月23日付の「リアルエコノミー」紙上にて以下のような記事が発表されました。
ジョイフルエーケーの出店計画があるのは、江別市大麻で道道東雁来江別線と兵村4番通の交差する東北の角地。現在は農地で開発には農地転用の許認可が必要になる。
この地区は、市街化調整区域で道と江別市は物流用途として活用を計画しており、商業施設は想定されていないが、ジョイフルエーケーは既に三好昇市長に接触を重ねており、同市長は「8割方決まっている」と先の市長選期間中にも関係者に語っていたという。
2018年に江別西インター線が開通する予定で、この地区の開発が進むと見られているものの当初から商業施設の利用は想定されていなかった。
ジョイフルエーケーは、4月13日付で現在の土地所有者らから条件付き所有権移転仮登記を行っており農地転用が許可されればジョイフルエーケーに所有権が移り、開発が具体化すると見られる。「ジョイフルエーケー」江別市大麻に大型ホームセンター計画 2015/5/23/リアルエコノミー
注目は、『既に三好昇市長に接触を重ね、「8割方決まっている」と語っていた』と、『4月13日付で現在の土地所有者らから条件付き所有権移転仮登記を行っており』という点ですね。
ここまで進んでいてまだ「8割方」というのも微妙な言い回しのような気もしますが。
イケア(IKEA)出店構想消滅?
経済情報サイト・リアルエコノミーに「ジョイフルエーケー江別出店」の記事が出た翌日、同誌上で同じ地区に出店構想を持っていたイケアの記事が出ていました。
イケアの道内出店候補地のひとつとして浮上していたのが、江別市大麻地区の約5万㎡の土地。現在は農地だが、この地区にイケアと大規模なショッピングセンターを誘致する構想だった。ショッピングセンターの設置者側はイケアと組むことに積極的で、昨年には、某江別市議の仲介によって三好昇江別市長とイケア・ジャパンの開発担当者が面会しており、具体的に進むかと思われた。
しかし、ここにきて俄かに浮上したのがホームセンターのジョイフルエーケー(本社・札幌市東区)の出店構想。既にこの大麻地区の農地の一部をジョイフルエーケーは条件付きで購入しており土地登記簿もジョイフルエーケーの所有権が登記されている。同社は土地所有者に手付金を支払っていると見られ構想段階から一歩進んでいる。
ジョイフルエーケーの出店が具体化したことでイケアと大規模ショッピングセンターの出店構想は消滅したようだ。
イケア噂の候補地「江別市大麻」消える!?ジョイフルエーケー出店構想が影響? 2015/05/24/リアルエコノミー
ジョイフルAK側が土地所有者に手付金を支払ったことで、イケアの出店が無くなったとのことです。
最初に出店予定を出したのがジョイフルエーケーなので順当といえば順当なのですが。
仮にジョイフルエーケーのみが建設されイケア出店が無くなるとすると、江別市としては損なのかなと思われます。
というのも、ジョイフルエーケーの店舗は既に札幌や北広島にありますが、IKEAは無いため札幌側からの集客が見込めますし、日本だけでなく世界的に人気の店舗となると集客の規模はもっと大きくなるでしょう。
しかもIKEAは「北海道初出店」という話題性も加味できる点も魅力だったんですけどね。
両方の店舗ができれば良いのに…と思っていましたが、今の所そうはならないようです。
もちろん今後どのような展開になるかは分かりませんので、期待を持って見守りたいですね。