快速「エアポート」と共に札幌圏を快速運転するJR北海道の区間快速「いしかりライナー」が廃止されるというニュースが2019年12月3日にありました。
快速いしかりライナーが廃止されると、快速区間である手稲駅~江別駅間の移動が不便になります。
なぜ快速いしかりライナーが廃止されてしまうのか、その理由や所要時間についてまとめました。
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もくじ
区間快速いしかりライナー廃止予定!2020年3月のダイヤ改正で各駅停車に転換か
区間快速いしかりライナーの廃止については、2019年12月3日にニュースとなりました。
JR北海道のダイヤ改正情報は現段階ではまだ出ていませんが、廃止となれば小樽~札幌~江別~岩見沢間がひじょうに不便になりますね。
いしかりライナー廃止の理由とは?
いしかりライナーの廃止の理由として、「苗穂駅・発寒駅など現在通過となっている駅の利用者が増えていることが挙げられるそうです。
つまり、通過駅の利用者が年々増えているため、各駅停車のほうが乗客にとって利便性が向上するという判断のようです。
札幌駅近くの利用者にとっては列車の本数が増えて便利になると思われますが、札幌から遠い小樽・江別・岩見沢などの利用客にとっては厳しいダイヤ改正となりそうです。
区間快速いしかりライナーとは?
いしかりライナーの快速運行区間は、「手稲駅~札幌駅間」と「札幌駅~江別駅」の2パターンが存在します。
つまり通しで乗車すると、手稲~札幌間が快速の場合は札幌~江別間が各駅停車になり、江別~札幌間が快速運転の場合は札幌~手稲間が各駅停車になる、という感じです。
2007年までは手稲駅~江別駅間を通しで快速運転する列車がありましたが、2007年10月のダイヤ改正で現行の運行形態になりました。
快速いしかりライナー停車駅(2019年12月現在)
手稲~札幌快速運転 | 札幌~江別快速運転 | |
---|---|---|
手稲駅 | ■ | ■ |
稲積公園駅 | ↓ | ■ |
発寒駅 | ↓ | ■ |
発寒中央駅 | ↓ | ■ |
琴似駅 | ■ | ■ |
桑園駅 | ↓ | ■ |
札幌駅 | ■ | ■ |
苗穂駅 | ■ | ↓ |
白石駅 | ■ | ■ |
厚別駅 | ■ | ↓ |
森林公園駅 | ■ | ↓ |
大麻駅 | ■ | ■ |
野幌駅 | ■ | ■ |
高砂駅 | ■ | ↓ |
江別駅 | ■ | ■ |
※■が停車駅。上り線・下り線それぞれの停車駅は同じです。
※快速いしかりライナーの小樽~手稲間および江別~岩見沢間は全て各駅停車
小樽~札幌間は「快速エアポート」があるのが救いかもしれません。
快速区間の快速&各駅 所要時間はどう変わるか?
区間快速いしかりライナーの快速区間・快速列車&各駅停車それぞれの所要時間は以下の通り。(2019年12月現在)
快速の場合 | 各駅停車の場合 | |
---|---|---|
手稲~札幌間 | 10分 | 16分 |
札幌~江別間 | 20分 | 24~25分 |
各駅停車になった場合はそれぞれの区間で5分ほど時間がかかることになります。
区間快速いしかりライナー&快速エアポートのトイレ
ちなみに快速列車のいしかりライナーとエアポートにはトイレが備わっています。
基本的にJR北海道の全ての列車(特急列車・普通列車)にトイレが付いていて、その点は全国唯一だそうです。