2021年4月26日の20時頃、札幌市・江別市・小樽市などで大きな爆発音や地鳴り、地響きといった地震を感じたという人が相次ぎ、消防が出動する事態にもなりました。
しかしこれ程の騒ぎになっても、地震速報やニュースにはならず、原因不明の謎現象となっていました。
が、専門家による話を要約すると「道内の地震計で衝撃波を観測。小樽沖に物体が落下した。隕石・火球が落下した可能性がある」とのことです。
やはり音と地震の原因は隕石の可能性が高いようですね。
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もくじ
札幌圏の謎の爆発音と地鳴りはやはり隕石だった!?地震計で衝撃波ソニックブーム観測
謎の爆発音の正体は…"火球や隕石" か 音速以上の落下で「ソニックブームを観測」専門家が地震計を解析#北海道ニュースUHB #北海道 #札幌 #爆発音 #火球 #隕石 #地震 #ソニックブーム #音速https://t.co/jPpEzAHFQP
— 北海道ニュースUHB (@uhbnews_uhb) April 28, 2021
2021年4月26日(月)夜20時頃、札幌市・江別市・石狩市・小樽市などで爆発音や地鳴り、地響きなどを感じた人が相次ぎました。
窓ガラスがガタガタ揺れるほどの衝撃があったそうです。
大きな地震・揺れを感じた市民が多かった中、なぜか地震速報もニュースもスルー。何の情報も出ないという不思議な事態となっていました。
ところが、28日の報道によると、「火球・隕石によるソニックブーム」だったと説明されています。
音速を超える物体が小樽沖に落下 隕石か?
専門家によると当時、北海道内の地震計で衝撃波が観測されており、解析の結果、小樽沖に北東方向から音速を超える物体が約30度の角度で落下していたことが分かったそうです。
「音速を超える物体」が何なのかまでは分かっていないようですが、「隕石か火球の可能性」が高いとのこと。
落下地点が海上だったということで被害はありませんでしたが、これが地上に落ちていたらと思うとゾッとしますね。
ソニックブームとは?
今回起きたドーンという大きな音と衝撃波は「ソニックブーム」という現象だとのことです。
ソニックブームとは、物体が音速を超えた際に発生する衝撃波が地上に伝わる現象のことで、隕石・火球・流星のほか、戦闘機などでも起きる現象です。
これらの現象は「原因不明」とされることもある。地上でソニックブームを聞いてから空を見上げると、聞こえた方向には発生源の戦闘機は既にいない。戦闘機は超音速で飛んでいるため、ソニックブームが地上に到達する頃には、戦闘機は発生場所から既に意外なほど遠くに離れている。このため、地上の人々は戦闘機に気づかずにソニックブームだけを体感することになり、「原因不明の轟音」とされるのである。
出典:ソニックブーム/Wikipedia
ソニックブームは爆音・衝撃波と共に大きな揺れも起こす現象なので、世界中で地震と間違われることがあるのだそうです。
※追記:隕石ではなく、軍用機(ステルス戦闘機)だった?
4月28日のUHBニュースで、「火球か隕石によるソニックブーム」で決着したかに思えましたが…。
5月15日のUHBニュースでは、隕石説を覆す追加検証が出されました。
上記の内容を端的にまとめると以下のようになります。
- 複数の専門家が「隕石ではなかったのでは?」と疑問を呈す
- 理由として26日の夜に撮影された映像に隕石・火球が映っていない
- もし隕石・火球であればドライブレコーダーの映像も出てくるはずだが、それもない
- 航空レーダーでも確認されていない
- だとすると、中国やロシアなど外国の軍用機(ステルス戦闘機)だったのでは…?
ずいぶんきな臭い話になってきましたね…。
結局結論は分からないままとなってしまいましたが、国防問題となると不安になりますね。