江別市文京台東町の住宅地にある『稲荷神社』に行ってきました。
大きな通りに面しておらず、木々に隠れるようにあるため、地図で場所を確認してても素通りするレベル。
この神社にはたいへん珍しい石造りの社殿がありました。
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もくじ
文京台『稲荷神社』珍しい石造りの社殿をもつ古い神社[江別市文京台東町]
文京台東町にある『稲荷神社』の出入口正面。
入り口に鳥居が無いため、神社があるとは思えない光景となっています。
入口脇には立派な石柱が立っていました。
稲荷神社の歴史 建立年
石柱の後ろには神社の歴史が刻まれていました。一部判読不能な状態でしたが以下のように書かれています。
昭和九年六月十八日 正一位稲荷大神璽令授興
昭和二十八年五月八日 五十嵐宗二奉齋
平成六年十一月十八日 宗教法人稲荷神社認証
平成十年六月十八日之建
驚くべきことに、ここより南側にある『文京台神社(江別市文京台6−12)』よりも古い神社のようです。
神社境内
神社境内は予想に反してよく手入れされており、とてもキレイな印象です。
境内に立つ鳥居。台輪鳥居でしょうか。所々ペンキの剥がれがあり痛みがみられます。
稲荷神社ですので狛犬ではなく狐。社殿は非常に小さなもので、祠のような形をしています。
石造りの手水舎。大きさも小さめ。
右側にある立派な石は何なのでしょうか。
狛狐
狛狐、左手。巻物をくわえています。
狛狐、右手。こちらは玉をくわえているようにみえます。
狛狐の台座に書かれた文字。
『江別蓄養組合 昭和九年九月建立』とあります。創建時からある狛狐のようです。
社殿
小さな社殿。両脇の灯籠もかなりの年代物に見えます。
ちなみに賽銭箱はありませんでした。
小さいながらも社殿はなんと石造り。土台も石積みで、間には一部レンガが使用されています。
横から見た社殿。屋根も非常に立派な造りです。
後方から見た社殿。
社殿正面の扉も石造りとなっていました。ずいぶん凝っていますね。
倒壊した御神木
社殿脇には倒壊した木がありました。台風か何かで倒れてしまったのでしょうか。
大きさからしてかなり立派な御神木だったのかもしれません。
社務所
境内にある社務所らしき建造物。
聞く所によると正月のおみくじなどは販売されないようですが、どうなのでしょうか。
原始林開拓留魂碑
こちらも境内にある記念碑『原始林開拓留魂碑』。
文字が判読しづらいのですが、『昭和四十八年建之』でしょうか。
なかなか見ない大きく立派な石柱ですね。
というわけで、文京台にある『稲荷神社』のリポートでした。
本州等ではなかなか見られない素朴な雰囲気の神社ですので、神社好きの方はぜひ訪問してみてください。
稲荷神社の場所アクセス地図
住所:〒069-0834 北海道江別市文京台東町20−18