江別市東野幌町にある団地「ビレッジハウス野幌(旧:雇用促進住宅)」にあった銭湯跡の現在を見に行ってきました。
場所は中原通り沿い、コープさっぽろ江別物流センター向かい辺りです。
※撮影は2021年10月。街の記録として記事にしています。
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もくじ
ビレッジハウス野幌(旧 雇用促進住宅)銭湯跡の現在[江別市東野幌町]
江別市東野幌町にある団地群「ビレッジハウス野幌(旧雇用促進住宅)」に来ました。
旧雇用促進住宅は1970年前後に建てられたものと思われる歴史ある団地群です。
中原通沿いにはビレッジハウス野幌の管理事務所(上記写真)が立っています。この建物も建設当時のものとなるとかなりの年代物です。
管理棟の前にある掲示板には色あせた案内図が残されていました。
案内図をよく見ると、「共同浴場」の文字が見えます。ここにかつて銭湯があったことが分かります。
銭湯跡地
地図に示されていた1号棟の東側、銭湯があった場所の現在です。※奥に見えるのは江別市立東野幌小学校。
建物の跡は全く残っておらず、緑地となっていました。
この銭湯は中原通の拡幅工事の際に取り壊されたとのことです。
銭湯の建て替え
中原通の道路計画については江別市公式サイトに当時の説明会の質疑内容が残されています。
道路の拡幅は団地寄り(小学校側)に行われたため、公衆浴場の撤去となったようです。
雇用促進住宅には風呂場がないため銭湯は団地敷地内に建て替えられたとのこと。
建て替えられた公衆浴場はビレッジハウス住民限定で「外来者厳禁」ということです。
以下のブログにリポートがあります。
雇用促進住宅とは?
雇用促進住宅(こようそくしんじゅうたく)とは、かつて雇用保険事業の一つであった雇用福祉事業により整備された勤労者向けの住宅。移転就職者用宿舎とも呼ばれる。管理・運営は独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構であるが財団法人雇用振興協会に委託していた。
国の方針により2021年度(令和3年度)までに譲渡・廃止することが決定された。ソフトバンクグループ傘下の米国投資会社フォートレス・インベストメント・グループに売却され、低価格賃貸住宅「ビレッジハウス」として運営されている。
出典:雇用促進住宅/Wikipedia
ビレッジハウスとは?
ビレッジハウス(英: Village House)は、ソフトバンクグループ傘下の米投資会社フォートレス・インベストメント・グループによる賃貸住宅サービス。 2016年12月21日にビレッジハウス・マネジメント株式会社を設立し、翌2017年に制度廃止された雇用促進住宅を買収して、低価格賃貸住宅「ビレッジハウス」として入居者の募集を開始した。
出典:ビレッジハウス/Wikipedia
ビレッジハウス野幌(旧 雇用促進住宅)の現在
ついでなのでビレッジハウス野幌(旧雇用促進住宅)の現状をリポートします。
上記は6号棟とその手前にある公園の風景。中原通沿いになります。
整然と並ぶ団地群。全部で13棟建っています。
出入り口には庇や風除室が無いシンプル構造です。
13号棟の西側付近から団地を見た風景。
昭和50年代からこの風景は変わっていないのかも知れません。
本州の団地と比較すると庇などの出っ張りがないシンプルな形をしています。
煙突が並んでいるのも北海道らしいですね。
ベランダ側の建物上部にのみ屋根がついているのが特徴的です。
ビレッジハウス野幌の場所アクセス地図
住所:〒069-0821 北海道江別市東野幌町40−3