札幌市厚別区の野幌森林公園にある『百年記念塔』の解体工事着手にともない、工事看板が設置されました。
歴史あるシンボルタワー・百年記念塔は本当にこのまま解体されてしまうのでしょうか。
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もくじ
野幌森林公園『百年記念塔』解体工事着手へ看板設置[札幌市厚別区]
百年記念塔の入口階段手前に『北海道百年記念塔解体工事』と書かれた工事看板が設置されました。
受注者:伊藤組土建株式会社
設計者・工事監理者:北海道建設部建築局建築整備課、株式会社ドーコン
工事期間:2022年(令和4年)10月14日~2024年(令和6年)5月31日
塔が解体されるという話は聞いていましたが、まさかこんなにトントン拍子で解体工事開始になるとは思いもよりませんでした。
現在の百年記念塔の様子
2022年10月30日の百年記念塔の様子です。
取り壊しの報道が増えてきたからでしょうか、いつもより見学者が多い印象を受けました。
数年前より立入禁止となっている百年記念塔。
巨大な塔の真下まで来るとその迫力に圧倒されます。この感動はいつ来ても変わりません。
百年記念塔の下にはレリーフ等が飾られているのですが、これらも壊されてしまうのでしょうか。
百年記念塔手前の階段の手摺も壊れたまま放置されていました。
江別市のカントリーサインにもなっている百年記念塔
百年記念塔がある場所は札幌市厚別区ですが、江別市のカントリーサインに100年記念塔が描かれています。
このまま本当に百年記念塔が壊されてしまったとしたら、このカントリーサインも変わってしまうのでしょうか。
百年記念塔は1968年(昭和43年)に北海道開道百年を記念し着工され、1970年(昭和45年)7月竣工。北海道を築いた全ての先人に対する道民の感謝と慰霊の念を込め、また未来の発展を願い造られた塔であるとのこと。建設費5億円の約半分は道民からの寄付により賄われたということです。大変な労苦で建設され、また多くの思いが込められたこの塔が、このまま壊されてしまって良いのか?甚だ疑問ではあります。
「百年記念塔」とその周辺「大地の手広場」等の様子は以下の記事に詳しくまとめました。
こちらは北海道庁がまとめた『北海道百年記念事業の記録』と言う刊行物に故町村北海道知事が寄せた序文です。
当時の人々がどのような思いで記念事業を行い、その証として北海道百年記念塔を建造してくれたのかを知りましょう。北海道の未来を託された私たちが百年記念塔を解体していいのでしょうか🥺 pic.twitter.com/RQ0v2IVwJf
— みんなで救おう!北海道百年記念塔プロジェクト✨ (@savethehmt100p) May 18, 2022
百年記念塔の場所アクセス地図
住所:〒004-0006 北海道札幌市厚別区厚別町小野幌