北海道江別市文京台にある「酪農学園大学」。写真は国道12号線沿いに三箇所ある大学入口の一番東側にある入口道路。
以前『北海道唯一?ラウンドアバウト(環状交差点)が江別市にあるよ』という記事を書いたのですが、この出入口奥に進むと日本では珍しい「ラウンドアバウト」があります。
今回はそのラウンドアバウトの手前にある「酪農学園大学・精農寮」が目的地です。
この入口を通って140メートルほど進んだ左手に「酪農学園大学・研修館」があり、その奥に「旧精農寮」の建物があります。
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酪農学園大学・精農寮
「酪農学園大学・研修館」の裏手にレンガ造りの建物が見えてきました。
これが「精農寮」です。
建物手前の小道には、砕いた煉瓦が敷かれた小道が延びていました。
精農寮正面。
今ではなかなか見られなくなった重厚なレンガ建築です。
この建物は酪農学園大学の前身である全寮制の「興農義塾野幌機農学校」の時に建てられた、教師と生徒が暮らすための寮だったとのこと。
1943年(昭和18年)~1944年(昭和19年)頃に建てられたものだそうです。
出入口部分を見ると、日本の建物とは思えない雰囲気と佇まい。
半円アーチの入口がいいですね。
出入口脇には「江別市都市景観賞受賞建造物」と書かれたプレートが貼られていました。
貴重な歴史的建造物です。
建物南側を見る。
不思議な屋根の形をしています。
正面から見ると2階建てでしたが、ここから見ると一部三階建てになっているのが分かります。
建物を東側から見たところ。
こちらから見るとまた違った雰囲気になります。
側面の煉瓦壁を見ると、屋根の形のような跡が残っているのがわかります。
昔はもう少し大きな建物だったのでしょうか。
今度は西側から建物を見てみる。
見る角度に寄って全く違う建物に見えますね。
精農寮のすぐそばには、レンガ造りのサイロが立っていました。
さすが酪農学園大学といったところでしょうか。
側面に「酪農学園」という看板が付いています。
ランドマーク的な建物になっているようですが、国道から見ると木々が邪魔をしてこのサイロはかなり見えにくくなっています。
このサイロの西側には牛の放牧も見られ、北海道らしい風景が楽しめます。
JR大麻駅から徒歩10分ほどの距離なので、散歩などにもおすすめの場所です。
酪農学園大学・旧精農寮アクセス地図
住所:〒069-0836 北海道江別市文京台緑町569−22