2025年3月15日(土)午後4時、道央圏連絡道路(一般国道337号)の中樹林(なかじゅりん)道路(江別東IC~南幌ランプ間:約7.3km)が開通します。
これにより、江別市と南幌町をつなぐ交通アクセスが大幅に向上し、市民の生活や経済活動にも好影響をもたらすことが期待されます。
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もくじ
道央圏連絡道路とは?
道央圏連絡道路は、千歳市を起点として小樽市に至る全長約80kmの地域高規格道路で、新千歳空港、苫小牧港、石狩湾新港、小樽港などの重要拠点を結び、札幌圏における人流・物流の連携を強化する役割を担っています。
中樹林道路とは?
道央圏連絡道路は、千歳市から小樽市までを結ぶ高規格道路で、その一部として整備されたのが「中樹林道路」です。この道路は、北海道縦貫自動車道・江別東ICと接続し、札幌圏や主要物流拠点(新千歳空港・苫小牧港など)へのアクセス向上を目的としています。
これまで並行する国道337号では、信号交差点や急カーブによる輸送の遅れ、安全面の課題が指摘されていましたが、新たな道路開通により、物流のスピード・安定性が大幅に向上する見込みです。
開通区間(江別市~南幌町間)地図

https://www.hkd.mlit.go.jp/sp/release/e1lg9o000000j8ju-att/nk4vg60000000bn9.pdf
江別太交差点・南幌ランプ通行方法

https://www.hkd.mlit.go.jp/sp/release/e1lg9o000000j8ju-att/nk4vg60000000bn9.pdf
物流の改善と地域経済への影響
特に期待されるのは、北海道の農水産品輸送の効率化です。
✅ 農水産品の流通強化
国道337号は、北海道から道外に出荷される花き(スターチス類)やホタテなどの輸送ルートとして利用されています。新道路の開通により、速達性と安定性の高い輸送ルートが確保され、商品の鮮度保持や輸送コスト削減に貢献します。
🚛 運送事業者の声
- 「新千歳空港への輸送ルートとして、走行性と安全性が向上し、時間の見通しが立ちやすくなる」
- 「道外・海外輸送の安定性が向上し、物流コスト削減にもつながる」
また、物流インフラの整備が進むことで、企業誘致にも追い風となります。
🏭 企業誘致・雇用創出
南幌町では、新たな「南幌流通団地」(2026年度完成予定)の整備が進められ、江別市でも企業立地の促進区域が新たに設定されています。千歳市に建設中の半導体工場(ラピダス株式会社)をはじめ、関連企業の進出が期待されており、地域経済の活性化が見込まれます。
🔹 南幌町職員の声
「工業団地は完売状態で、新たな流通団地の開発が進行中。道央圏連絡道路が企業誘致の強い魅力になる」
観光への影響:新千歳空港からのアクセス向上
観光面でも大きな影響が期待されています。コロナ禍後、新千歳空港の国内線・国際線利用者数は回復傾向にあり、沿線自治体の観光資源へのアクセス向上が求められていました。
📍 観光バス事業者の声
「旭川市方面への移動で、札幌を経由するよりも距離が短縮され、ドライバー・乗客の負担軽減とコスト削減につながる」
さらに、国道337号では正面衝突事故の発生率が全道平均の約3倍と高く、安全性確保も大きな課題でした。新道路の開通により、より安全で定時性の高い移動が可能になります。
まとめ:地域発展への大きな一歩
✅ 物流の効率化 :農水産品の鮮度保持・輸送コスト削減
✅ 企業誘致の加速 :新たな流通団地の整備と半導体関連企業の進出
✅ 観光活性化 :新千歳空港からのアクセス向上、安全な移動ルート確保
道央圏連絡道路「中樹林道路」の開通は、地域経済の活性化・物流の効率化・観光振興の大きな一歩となります。
開通日は 2025年3月15日(土)16時!
今後の地域発展に期待が高まります!