道央圏連絡道路(国道337号)は、千歳市を起点として小樽市に至る延長約80kmの地域高規格道路です。
2021年現在、江別市内ではこの道央圏連絡道路の内、「江別東IC(江別太)」から「南幌町南15線西」を結ぶ「中樹林道路(延長7.3km)」が建設工事中となっています。
そしてこの度、中樹林道路区間の完成・開通日が、「令和6年度(2024年)全線開通」と期日が確定したとの発表がありました。
この記事では、道央圏連絡道路(国道337号)の事業計画概要と、江別太での工事の様子のリポートをお伝えします。
※読み方:中樹林(なかじゅりん)
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もくじ
国道337号「道央圏連絡道路」中樹林道路とは?
※地図はクリックで拡大表示可
道央圏連絡道路(一般国道337号)は、千歳市を起点とし、小樽市に至る延長約80kmの地域高規格道路で、国際的な交流拠点である新千歳空港、国際拠点港湾苫小牧港、重要港湾石狩湾新港及び小樽港を結び、札幌圏における人流・物流の連携を図る重要な役割を担う道路です。
工事区間は7箇所に分かれており、内5箇所は既に開通済みです。
道央圏連絡道路の工事区間と開通年月日は以下の通り。
道央圏連絡道路・区間名称・開通日一覧
- 当別バイパス(延長15.4km)
平成28年(2016年)1月15日開通 - 美原道路(延長8.0km)
平成23年(2011年)3月5日開通 - 美原バイパス(延長3.9km)
平成17年(2005年)3月26日開通 - 中樹林道路(延長7.3km)
事業中 - 長沼南幌道路(延長14.6km)
事業中 - 泉郷道路(延長8.2km)
令和2年(2020年)3月7日開通 - 新千歳空港関連(延長9.2km)
平成22年(2010年)12月18日開通
※開通=供用開始
中樹林道路[江別市江別太~南幌町南15線西]地図
国道337号 道央圏連絡道路の「中樹林道路」の区間を示した地図。
起点は北海道空知郡南幌町南15線西、終点は北海道江別市江別太です。
現在の国道337号は、江別東IC付近から南東へ折れて、再び南へ進み、突き当りで西に進路を変え、また南へ進むというジグザグルートとなっていますが、これが真っ直ぐのルートに変わって千歳方向へ進めることになります。
また、現在のルートは南幌町の街中を突っ切る形となっており、大型車による交通事故が多発しているそうです。安全面を考慮する上でもバイパス道路の早期完成が期待されます。
中樹林道路の完成・全線開通予定日
道央圏連絡道路・中樹林道路(江別市江別太~南幌町南15線西)は、「令和6年度(2024年度)全線開通」で期日が確定したとのことです。
正確な日時は発表され次第更新します。
江別市内「中樹林道路」工事現場の様子(2021年7月)
2021年現在の中樹林道路はどんな様子なのか見に行ってみました。
場所は江別市江別太、江別東IC付近。南東へ真っすぐ進んできた国道337号が東へルートを変える交差点です。
↑交差点の場所はコチラ。
中樹林道路はここから南側へ向かうため、南側方向で撮影しています。
突き当りのガードレールの先に、工事現場となる築堤が見えました。
まだ道路の体をなしていない状況です。
交差点のガードレールを超えたところから工事現場を撮影。
写真中央の盛り上がった部分が今後道路になる部分で、これが奥の方(南幌方面)へ続いていくことになります。
中樹林道路 工事現場
先程の交差点から南へ移動し、工事現場を交差する道路へ行ってみました。
↑場所はコチラ。国道337号の交差点から真南あたり。
ちなみにグーグルマップの航空写真を見ると、工事中の中樹林道路のルートを目視することができます。
交差点からは直進ではなく、緩いカーブの連続になるようです。
地図で示した地点から北西方向(国道337号方向)を見たところ。
土が盛り上がっている部分が道路になる予定の場所です。
同地点から南幌方面(南東方向)を見たところ。
こちらも工事が行われていますが、道路になるにはまだまだ先といった雰囲気です。
「道央圏連絡道路 江別市 南4線改良工事」と書かれた工事看板が立っていました。
令和3年(2021年)の工期はひとまず、4月12日~12月7日までと書かれています。
あらためて南幌方向の工事現場を眺めます。周辺は農地しか無い平らな土地で、雄大な景色が楽しめます。
写真左に見えるのは、NHK江別ラジオ第2送信所の電波塔。
道路が開通する頃にはどんな風景になっているのか、完成が楽しみです。