
江別市立病院では、「江別市立病院経営強化プラン【改定版】」に基づき、令和10年度を目標とした経営改善に取り組んでいます。
これに関連し、令和7年度途中時点での実績を示す「直近の経営状況【参考資料】」が公表されました。
今回の資料は、経営強化プランに記載されている令和6年度までの実績値に加え、令和7年度現在の状況を分かりやすく示すものとして作成されたものです。パブリックコメント提出時の参考資料として位置付けられています。
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もくじ
江別市立病院経営強化プラン【改定版】(案)
2025年12月19日付けの江別市公式ホームページにて、『「江別市立病院経営強化プラン【改定版】(案)」についての意見募集(パブリックコメント)』実施についての情報が掲載されました。
意見の募集にあたり資料が公表されました。要点は以下の通り。
診療収益は増加傾向 令和7年度11月末時点で約4.9億円
資料によると、令和7年度の診療収益は増加傾向にあり、11月末時点で487,282千円となっています。
月別推移をみると、令和5年度・6年度と比較して、令和7年度は高い水準で推移している月が多く、入院患者数の増加が収益面にも反映されている状況です。
病床利用率は72.3% 改善傾向が続く
病床利用率については、
- 令和4年度:65.5%
- 令和5年度:67.8%
- 令和6年度:67.6%
- 令和7年度(11月末):72.3%
と、段階的に上昇しています。
経営強化プランで掲げる令和10年度の目標値は82.4%とされており、現時点では目標未達ではあるものの、資料上では改善傾向が示されています。
1日当たり入院患者数は193人 目標220人に向け増加
1日当たりの入院患者数は、令和7年度(11月末時点)で193人となっています。
プラン目標である令和10年度の220人/日には届いていないものの、令和4~6年度と比べると増加しており、病床利用率の上昇とあわせて入院機能の稼働が高まっている状況がうかがえます。
外来患者数は減少傾向 役割分担を進める方針
一方、1日当たり外来患者数は、
- 令和4年度:571人
- 令和5年度:547人
- 令和6年度:529人
- 令和7年度(11月末):537人
と、コロナ禍以降の受療行動の変化を背景に、全体としては減少傾向にあります。
資料では、外来患者数の増加を単純に目指すのではなく、入院前後の外来、検査や専門的治療を必要とする外来に重点化し、地域のクリニックとの役割分担を進めていることが説明されています。
救急・手術・紹介件数はいずれも増加
医療機能に関する指標(月平均)では、
- 救急搬送患者数
- 手術件数
- 紹介件数
がいずれも増加傾向にあることが示されています。
また、市内唯一の分娩施設として、少子化の中でも分娩件数を維持するため、地域の医療機関との連携強化に取り組んでいるとしています。
医師数は増加傾向も、目標には未達
常勤医師数については、
- 令和4年度:36人
- 令和7年度(12月想定):38人
と増加しており、令和10年度の目標である43人に向けて確保が進められています。
内科系医師についても増員が図られているとされています。
経営強化プランの進捗を示す参考資料
今回公表された参考資料は、江別市立病院の経営がどの段階にあるのかを、数値で確認できる資料となっています。
経営強化プランでは、令和10年度の収支改善・体制安定を目標としており、今後も計画の進捗状況については、検証と情報公開が続けられる予定です。
※詳細については江別市公式ホームページをご確認ください。