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【江別市】長期延期の「大麻駅跨線人道橋」架け替えはどうなる?これまでの経緯と最新状況

JR大麻駅 跨線人道橋(跨線橋)

江別市のJR大麻駅に隣接し、大麻地区と文京台地区を結ぶ「大麻駅跨線人道橋」。

老朽化やバリアフリー未対応の問題から、以前より新しい人道橋への架け替え計画が進められてきました。

当初は2021年度から事業を開始し、2025年度には完成する予定でしたが、北海道新幹線札幌延伸工事に伴うJR北海道側の人手不足などにより工事は長期間延期されています。

そんな中、2026年9月に開かれた江別市議会で、架け替え事業の最新状況について新たな説明がありました。

市によると、JR北海道との間で施工区分などの技術的な内容について概ね整理が進み、現在は基本協定締結に向けて最終的な調整を行っているということです。

長期間動きが見えにくかった大麻駅跨線人道橋の架け替え事業ですが、少しずつ次の段階へ進み始めているようです。

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大麻地区と文京台地区を結ぶ重要な人道橋

JR大麻駅 跨線人道橋(跨線橋)

大麻駅跨線人道橋は、JR函館本線をまたぎ、大麻地区と文京台地区を結ぶ歩行者・自転車用の橋です。

江別市によると、1日約2,000人が利用しており、通勤・通学・買い物など地域住民の生活を支える重要な施設となっています。

現在の橋は1968年度(昭和43年度)に建設。2016年度の橋梁点検では鉄筋の露出など構造部分の老朽化が確認され、「早期に措置を講ずるべき状態」と判定されました。

その後、江別市橋梁長寿命化修繕計画で最も対策優先度の高い施設に位置付けられています。

2018年度から架け替え準備、新橋の設計はすでに完了

江別市は2018年度に現況測量を実施し、2019年度には地質調査や予備設計、2020年度には詳細設計を進めました。

新しい人道橋は、現在より札幌方面へ約10メートル移した位置に建設する計画で、

  • 橋長:約35.3メートル
  • 鉄道上の通路幅:約3メートル
  • 18人乗りエレベーター2基
  • 通路や階段全体への上屋設置

などが予定されています。

大麻駅南側の駐輪場についても、当時389台だった収容台数を576台まで増やす計画が示されています。

当初は2025年度完成予定だった

2021年度時点では、2021年度から事業を進め、2025年度に完成する計画となっていました。

しかし2022年2月、JR北海道から、北海道新幹線事業に伴う工事発注部署の人手不足により、基本協定の締結や工事着手時期を確定できないとの説明がありました。

大麻駅跨線人道橋は江別市の施設ですが、鉄道敷内の工事はJR北海道が施工する必要があるため、市だけで工事を進めることはできません。

その後も市とJR北海道は協議を継続しましたが、着工時期を決められない状態が続きました。

2024年12月には江別市議会がJR北海道へ要請

2024年12月16日には、江別市議会がJR北海道本社を訪れ、大麻駅跨線人道橋の早期架け替えを求める要請書を提出しています。

今回の市議会での説明によると、その際JR北海道側から、北海道新幹線関係の土木工事は2027~2028年度頃までにピークを越え、その後は人道橋の架け替えにも順次対応できるとの趣旨の説明があったということです。

ただし、これは正式な着工時期を示したものではありません。

2025年3月、市が工事開始の遅れを正式発表

2025年3月には、江別市が公式ホームページで工事開始の遅れを公表しました。

遅延理由として、

  • JR北海道との協議に時間を要したこと
  • 北海道新幹線工事に伴う人手不足
  • 工事を請け負う事業者不足

などを挙げています。

工事が始まるまでの間、現在の人道橋については定期点検を続け、コンクリート片の落下を防ぐネットを設置するなど安全対策を行っています。

2026年9月、JR北海道との協議に進展

今回の市議会では、これまでより一歩進んだ状況が示されました。

市によると、2026年度のJR北海道との協議で、

  • 北海道新幹線工事の遅れによる直接的な影響はない
  • 中東情勢による直接的な影響もない
  • 施工区分など技術的な内容について概ね整理が進んでいる

ことを確認したということです。

今後は、JR北海道との基本協定締結に向けて最終的な調整を行い、早期着工について協議を進めるとしています。

着工時期はまだ未定

長期間延期されている大麻駅跨線人道橋ですが、現時点で具体的な着工年度は示されていません。

一方、これまで「着工時期未定」の状態が続いていた中で、今回「施工区分などの技術的内容がおおむね整理され、基本協定締結へ最終調整」とされたことは、事業が次の段階へ進んだ動きといえそうです。

今後は、基本協定がいつ締結され、具体的な工事スケジュールが示されるのかが注目されます。

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