2019年度「日本ミステリー文学大賞新人賞」史上最年少受賞となった作品『暗黒残酷監獄』[城戸喜由(きど きよし)著]が2020年2月に発売されました。
著者の城戸喜由さんは1990年生まれ・北海道江別市出身・在住の29歳。
有栖川有栖氏・篠田節子氏に大絶賛されながらも選考会で賛否両論を巻き起こしたという注目のデビュー作「暗黒残酷監獄」をご紹介します。
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もくじ
江別市出身の小説家・城戸喜由さん「暗黒残酷監獄」日本ミステリー文学大賞新人賞、史上最年少受賞作が話題
「この家には悪魔がいる」という遺書を残して姉が死んだ。その弟、椿太郎は真相を求めるうち、両親や兄、姉が抱えていた〝残酷な秘密〟を知る――。第23回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。著者は北海道江別市在住。
『暗黒残酷監獄』城戸喜由/光文社https://t.co/F7vI5xetOp
— 道新ブックガイド事務局 (@doshinbookad) March 8, 2020
2020年2月19日に発売された城戸喜由著「暗黒残酷監獄」は、2019年度「日本ミステリー文学大賞新人賞」史上最年少受賞となった作品です。
「暗黒残酷監獄」あらすじ・選考者おすすめコメント
内容紹介
家族って何なんですか
同級生の女子から絶えず言い寄られ、人妻との不倫に暗い愉しみを見いだし、友人は皆無の高校生・清家椿太郎。ある日、姉の御鍬が十字架に磔となって死んだ。彼女が遺した「この家には悪魔がいる」というメモの真意を探るべく、椿太郎は家族の身辺調査を始める。明らかとなるのは数多の秘密。父は誘拐事件に関わり、新聞で事故死と報道された母は存命中、自殺した兄は不可解な小説を書いていた。そして、椿太郎が辿り着く残酷な真実とは。
選考会に賛否両論を巻き起こした前代未聞の若き才能が誕生。
第23回日本ミステリー文学大賞新人賞史上最年少受賞作 !
おすすめコメント
有栖川有栖氏 篠田節子氏 大絶賛!第23回日本ミステリー文学大賞新人賞 史上最年少受賞作 !
「他の選者が否定したら本作のコピーを手許に置いておくつもりだった」有栖川有栖氏
「通俗的共感を笑いのめす作家的悪意は貴重」篠田節子氏
姉の死をきっかけに青年が知る家族の残酷な秘密。 異彩を放つ新時代の本格ミステリ―!引用元:NetGalley
有栖川有栖さんのおすすめぶりが凄いですね!
城戸喜由プロフィール
城戸喜由(作家)きど・きよし
1990年北海道生まれ。北海道在住。『暗黒残酷監獄』にて第23回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞し、デビュー。
読者を選ぶ?癖になるミステリー[読者の感想・評価・書評まとめ]
以下、「暗黒残酷監獄」を読んだ方の感想・評価・書評をまとめました。
【感想】『暗黒残酷監獄』(城戸喜由/著 光文社)「優しい嘘と残酷な真実」がクセになるミステリー。https://t.co/41THxNXrcT
— 山本亮 (@ryamaokina) February 27, 2020
【暗黒残酷監獄/城戸 喜由】なんて凄まじいまでに邪悪で、そして愉快なんだろう。読者の共感をまったく必要としていないそのスタイルは、いっそ潔くさえある。十字架に磔となって命を奪われた姉が残した、「… → https://t.co/8V5Nenn8NV #bookmeter
— 波多野七月 (@hatano_natuki) March 9, 2020
#読了
「暗黒残酷監獄」
城戸喜由
(電子書籍版)
第23回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作品
独特の文体で不思議な世界観
好きな人と苦手な人とに極端に分かれそうな気がします
私は好きなタイプです
会話部分がなんとも言えない台詞です家族愛、友情についてけっこう深いとこ突いてる気がします pic.twitter.com/wixp9VhM3E
— sc (@miichann003) March 8, 2020
城戸喜由『暗黒残酷監獄』読了。
第23回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。壊れ気味のシニカルな主人公が家族を巡る謎に迫っていくミステリ。事件の構図は良くできており、ミステリ的なカタルシスを味わえたが、独特の世界観に馴染めなかった。感心はしたが好みではない、というのが正直な感想。 pic.twitter.com/xNEhdctPkG— なかちゅう (@nakachu624) March 1, 2020
【暗黒残酷監獄/城戸 喜由】往年のメフィスト賞を思わせる、軽快でリーダビリティ高い独特の文章表現力が光る1冊。
一見抽象的で意味不明で掴みどころがなさそうに見えながらも、物事の本質をついてくるよ… → https://t.co/zny2Dwdv7N #bookmeter— 藍川真尚 (@inugahoeru) March 1, 2020
暗黒残酷監獄(城戸喜由 光文社刊)を読んだ。ジャンルはミステリ。冷笑的で洒落臭い主人公は好みの分かれるところ。特に後半、解決編に入ってからは怒涛の勢いで読んだ。個人的にはオチも好みだったが、これもまた嫌がる人もいそう。西尾維新や舞城王太郎が好きな人にオススメしたい。
— shunsuke kawai (@Chama0127) February 28, 2020
反共感主義に激しく共感――『暗黒残酷監獄』著者新刊エッセイ 城戸喜由 https://t.co/unQz78sYSD
— kobunsha-bungei (@bungeitosyo) March 2, 2020
好みが分かれそうな作品という点も気になりますね。ミステリー好きの方はぜひ!