北海道江別市錦町にある新栄団地。写真は新栄団地地区・学園通り沿いから見た三階建集合住宅です。
この3階建て集合住宅も、隣の2階建て集合住宅同様、側面の窓が付いていないシンプルデザインです。
※2014年12月撮影
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江別市新栄団地にある「三階建集合住宅」
新栄団地の3階建て集合住宅はこの地区に2棟だけ並んで建っています。棟番号は「65-A」「65-B」。
前回紹介した「江別市新栄団地(2)切妻二階建て団地群」に比べると新しく見えますが、2014年現在、すでに住民は全員退居して取り壊しを待っている状況です。
この団地は、ベランダ部分が突き出ているタイプで、1階のベランダには階段が付いていました。
ベランダ部分は経年劣化による損傷がかなり激しく見受けられ、部分的に鉄骨がむき出しになっていました。
屋根は一見、平らな陸屋根に見えますが、上空から見ると微妙に傾斜した屋根になっていて、積雪対策がなされています。
三階建団地の出入口側
三階建団地の出入口側。階段はベニヤ板で閉鎖されているので入れません。
こういう団地の場合、本州では階段が外から見える構造になりますが、北海道の団地は雪対策のため階段が壁に覆われています。
窓外に付いた柵と窓枠は鉄製で、時代を感じます。
団地の一部にはレンガも
出入口部分の両脇にはレンガが使われていました。レンガ風タイルではなく、本物の煉瓦というあたり江別らしさ(※)が出ていますね。
※江別市野幌は多くのレンガ工場が立ち並んでいた歴史がある「煉瓦の大産地」。2015年現在も3つのレンガ工場が稼働中。
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