JR北海道が2019年12月11日、北海道日本ハムファイターズの本拠地移転・新球場「北海道ボールパーク(仮称)」のための新駅検討状況と、北広島駅の改修計画を発表しました。
一時は新駅開業に難色を示していたJR北海道でしたが、一転し新球場の最寄り駅が建設されることになったようです。
この記事では、新駅の構内配線図・新設される駅の場所・北広島駅の改修計画等についてまとめました。
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JR北海道 千歳線「ボールパーク新駅」設置計画案発表
2019年12月11日にJR北海道から「北海道ボールパーク新駅」の概要や試算が発表されました。
新駅の場所は上野幌駅~北広島駅間。北広島駅から札幌方面へ約3キロほど離れた場所に駅舎をつくるとのこと。
請願駅となるため、駅部分の工事費用80~90億円は北広島市が負担することになるようです。
ボールパーク新駅・駅構内配線図
こちらが資料による北海道ボールパーク新駅の構内配線図(案)です。
新駅案の概要は以下の通り。
- ナイター終了時など、一時的にお客様が集中しても安全にご利用頂ける設備
- 快速エアポート等の列車通過時のお客様の安全を考慮した構内配線
- 新駅始発の臨時列車対応可能な引き上げ線の配置
- ボールパークからのスムーズな移動ルートの確保
ホームは島式1面2線で、それぞれの外側に快速列車通過用の線路が敷かれることになるようです。
また出入口となる駅舎は、ボールパークがある南側のみに設置され、北側には出られないようですね。
新駅開業はいつ頃?
新駅の工期は、設計・行政手続等を含んで約7年を要するとのこと。
※北海道新幹線札幌開業など、他の案件との調整によって、工期は延びる可能性があります。
※仮に、2020(令和2)年度中に意思決定され2021(令和3)年度から着手した場合、2027年(令和9)年度末開業となります。
最短で2027年度の駅開業となると、新駅は北海道ボールパーク(新球場)の開業に間に合わないため、北広島駅を改修することで対応する計画となっています。
北広島駅改修計画案・工事期間
北海道日本ハムファイターズの本拠地「北海道ボールパーク」開業に対応するため、北広島駅の改修が計画されています。
主な改修内容は以下の通り。
- 下りホームの延伸
- 駅舎の改修(自動改札機の移設・増設、駅レイアウトの変更
- エレベーター改札口の新設
改修費用は約9億円。
工事期間は2020年(令和2年)9月頃~2022年(令和4年)12月頃まで。
延伸ホーム部分やエレベーター改札口等の全面使用開始は、ボールパーク開業時期(2023年3月)に合わせてオープン予定とのことです。
駅の廃止が相次ぐJR北海道の中で、新駅開業という久々に明るい話題ですね。北海道ボールパークの開業共々、新駅のオープンが楽しみでなりません。