江別市野幌松並町にあった鉄道林が2022年の冬季間にいつの間にか伐採されていました。ここを通る方の話では2022年2月上旬くらいに無くなったのではとの話です。
上記の場所は、函館本線・JR野幌駅より西側、白樺通×鉄東線との交差点から西方向を見た風景。
以前から江別市内の鉄道林売却の話が出ており、その一環ではないかと思われます。
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もくじ
野幌「白樺通」から「9丁目通り」の鉄道林が伐採される[江別市野幌松並町]
函館本線の高架下付近、白樺通沿いの歩道から、江別市野幌松並町エリアの鉄道林跡を見る。
鬱蒼と林立していた鉄道林がみごとに無くなり、かなり見通しが良くなっています。
この場所はJR北海道の鉄道林があった「大麻5号林」と呼ばれるエリア。
江別市の鉄道林は2018年(平成30年)に発生した台風により甚大な被害にあっており、各エリアの鉄道林がなぎ倒されたままの状態が続いていました。
同じく白樺通沿い歩道より、やや住宅地側から鉄道林跡と高架橋を見たところ。
大雪の影響で伐採の状況があまりよく見えませんが、今まで見えなかった高架橋が住宅地から見える状況となっており、新鮮な景色です。
鉄道林があった頃の風景(白樺通)
上記の写真とほぼ同じ位置から鉄道林があった頃の状況をグーグルマップで見ると上のような画像になります。
9丁目通り「ジャパンスイミングスクール江別」付近の鉄道林
野幌松並町の9丁目通り沿いにある「ジャパンスイミングスクール江別」前から南方向(高架橋)を見たところ。
左側の鉄道林が伐採され、白樺通まで何もない状況となっています(実際この時は雪捨て場になっていて雪以外何も見えない)。
右側の鉄道林はまだ残された状態でしたが、このエリアも「大麻5号林」で、遅かれ早かれ伐採されるものと思われます。
鉄道林があった頃の風景(9丁目通り)
上記の写真、「ジャパンスイミングスクール江別」前から南方向(高架橋)を見たところを、グーグルストリートビューで表示。
道路左手の鉄道林があった時の状況がわかります。
JR北海道の鉄道林、江別鉄道林環境緑地保護地区の指定解除
野幌駅高架区間の鉄道林をJR北海道が売却する話は、2021年2月に話題となりました。
江別市にある鉄道林の鉄道高架区間である「大麻4号林」の一部、「大麻5号林」、「野幌2号林」について、環境緑地保護地区の指定等を所管する北海道に対し、JR北海道が区域指定変更、部分解除の要望を提出したというもの。
ちなみに、「大麻4号林」の一部は、高速道路から兵村10丁目通りまで、「大麻5号林」は、兵村10丁目通りから白樺通りまで、「野幌2号林」は中原通りから兵村6丁目通りまでのエリアを指しています。
それぞれの保護地区指定解除の面積は以下の通り。
- 大麻4号林の一部:4,158平方メートル
- 大麻5号林:4万54平方メートル
- 野幌2号林:2万4,821平方メートル
- 合計:6万9,033平方メートル
2020年には野幌駅東側の鉄道林跡地に「野幌中央緑地」という大きな公園・緑地が整備されましたが、今回のこの広大な土地が今後どのように整備・活用されていくのか気になるところです。