乗代雄介さんの「二十四五」(群像12月号掲載)が、第172回芥川龍之介賞の候補作に選ばれました。単行本は1月14日搬入発売予定です。写真右は色校ですが、印象的な光を描いた装画はイワクチコトハさん、装幀は川名潤さんです。https://t.co/Rc5hmWf7tn pic.twitter.com/AmACGh5dRQ
— 群像 (@gunzou_henshubu) December 12, 2024
2024年12月12日に第172回 芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が発表されました。
芥川賞候補作に、北海道江別市出身の小説家・乗代雄介さんの「二十四五(PR)」が選ばれています。
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江別市出身の乗代雄介さん「二十四五」が芥川賞候補に!
第172回 芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が発表され、芥川賞候補に江別市出身(東京在住)乗代雄介さんの「二十四五(群像12月号掲載)」が選出されました。
乗代雄介(のりしろ ゆうすけ)さんは、1986年6月18日生まれの小説家で、北海道江別市の出身です。幼少期に東京都練馬区へ移り住み、法政大学社会学部メディア社会学科を卒業後、学習塾の講師として勤務されました。
2015年、「十七八より」で第58回群像新人文学賞を受賞し、小説家としてデビュー。その後も数々の作品を発表し、2018年には『本物の読書家』で第40回野間文芸新人賞を受賞。さらに、2021年には『旅する練習』で第34回三島由紀夫賞を受賞し、2022年には同作で第37回坪田譲治文学賞も受賞しています。2023年には「それは誠」で第169回芥川龍之介賞の候補となり、同作で第40回織田作之助賞を受賞。2024年には『それは誠』で第74回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞するなど、数々の文学賞に輝いています。
今回の第172回芥川賞の候補作に選ばれた「二十四五」が、芥川賞で5度目のノミネートとなります。乗代さんは、独特の語り口と深い洞察力で現代文学に新たな風を吹き込んでおり、今後の活躍がますます期待されています。
第172回 直木賞・芥川賞候補者一覧
芥川賞 候補作
- 安堂ホセ(あんどう ほせ) 「DTOPIA(デートピア)」 文藝 秋季号
- 鈴木結生(すずき ゆうい) 「ゲーテはすべてを言った」 小説トリッパー 秋季号
- 竹中優子(たけなか ゆうこ) 「ダンス」 新潮 11月号
- 永方佑樹(ながえ ゆうき) 「字滑(じすべ)り」 文學界 10月号
- 乗代雄介(のりしろ ゆうすけ) 「二十四五(にじゅうしご)」 群像 12月号
直木賞 候補作
- 朝倉かすみ(あさくら かすみ) 「よむよむかたる」 文藝春秋
- 伊与原新(いよはら しん) 「藍(あい)を継ぐ海」 新潮社
- 荻堂顕(おぎどう あきら) 「飽くなき地景(ちけい)」 KADOKAWA
- 木下昌輝(きのした まさき) 「秘色(ひそく)の契り 阿波宝暦明和(あわほうれきめいわ)の変 顛末譚(てんまつたん)」 徳間書店
※顛の偏は、正しくは「眞」 - 月村了衛(つきむら りょうえ) 「虚(きょ)の伽藍(がらん)」 新潮社
芥川賞・直木賞の発表は2025年1月15日(水)