江別市野幌にある『白樺通(道道1005号野幌総合運動公園線)』と『鉄東線』の交差点にはかつて『白樺通アンダーパス』という道路と歩行者専用地下道がありました。
JR北海道・函館本線が地上を走っていた頃は便利な道路でしたが、鉄道が高架化され無用の長物と化し、数年の工事の末に2018年3月、道路が平面化されました。
そんな白樺通アンダーパスですが、かつてあった地下通路内には様々な壁画が描かれていました。
写真を整理していたら何枚か出てきましたので、また過去に記事にもしていなかったこともあり、記録として掲載することにしました。
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もくじ
かつてあった白樺通りアンダーパス壁画と地下通路の記録[江別市野幌]
江別市野幌若葉町から見た白樺通アンダーパス地下通路出入口。入口は側道を渡って入る形でした。
白樺通アンダーパスの平面化工事は2015年(平成27年)12月頃に開始となり、地下道を埋める工事は2016年(平成28年)1月ごろに開始となります。
その頃の工事看板が付いています。
地下道案内図
シンプルな1本道の地下道ですが、しっかりと「地下道案内図」なるものが設置されていました。
ちなみに、赤丸で囲ってある部分の階段は鉄東線に出るための階段だったと思われますが、随分前にこの部分の階段は撤去されていたようで、出入口は片側で3箇所(東西それぞれの地下道を合わせると6箇所)だけでした。
道路脇の地下道は東西それぞれに独立した地下道なので、東西の地下道同士はつながっていません。
地下道のスロープ(野幌若葉町側)。
大きい窓から白樺通の様子を見ることが出来ました。
白樺通アンダーパス内壁画
白樺通アンダーパス内の壁画群。東西それぞれの地下道に絵が描かれていました。
上の写真はたしか西側の写真だったと思いますが、他に撮った写真が東西どちらの地下通路に描かれていたものかは忘れてしまいました。
学生が描いたものでしょうか、どれも素敵な絵ばかりです。
中にはたいへん芸術的なものもあれば、ユニークなものもあり、見ていて飽きません。
今となっては一枚一枚全て撮影しておけばよかったと少し後悔しています。
北側出入口と階段
こちらは北側(野幌町側)から見た地下道出入口階段の様子。
野幌松並町側の階段出入口。
野幌松並町側の階段。階段を降りた突き当りに壁画がありますが、階段途中の絵は落書きです。
『地下道入口 歩行者専用』と書かれた立派な行灯が光っていました。
こちらは野幌町側の階段。ここにも行灯看板が付いています。落書きは少なめ。
その他のオブジェ
階段の突き当りには自転車マークの付いた注意看板が付いていました。
かつて歩行者専用地下道は自転車が走行通過することを想定していたのか、自転車が通過している際はこの部分が光って注意喚起していたのかもしれません。
看板下のカーブミラーは完全に壊れています。
階段から地下通路に出る際にあるカーブミラー。こちらも壊れていました。
平面化工事
平面化工事で西側の道路から埋められていきました。写真は野幌町から若葉町方向を見たところ。
同じ場所から埋め立ての途中を収めた写真。
平面化の際の迂回路がかなりややこしかった記憶があります。
こちらは野幌若葉町から見た埋め立て途中の白樺通アンダーパス。地下通路の屋根も取り外された状態です。
道路や地下通路は埋めただけなので、アンダーパス内壁画は地下に埋まったままということになります。
というわけで、白樺通アンダーパスと壁画の記録でした。
白樺通アンダーパスがあった場所アクセス地図
住所:北海道江別市野幌町・野幌松並町・野幌若葉町・東野幌本町
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白樺通アンダーパス平面化工事の過程(2015年~2018年)は以下の各記事に様子を記録しています。